Utaro's Electro Pop Music Site Dodidn*

テキストサイズ 小 |中 |大 |

G Baptism

TwitterTwitterFacebook PageFacebook Page


Lumière

Produced and Composed by Utaro
Copyright ©2015 Dodidn* All Rights Reserved.

55フィートのシネマトグラフ



 19世紀末のフランス。父の写真業を手伝っていた二人の兄弟、オーギュスト・リュミエールとルイ・リュミエールは1895年、世界最初の映画『工場の出口』(La Sortie de l'usine Lumière à Lyon)を公開。翌年、『ラ・シオタ駅への列車の到着』(L'arrivée d'un train en gare de La Ciotat)を公開する。駅に到着した列車がスクリーンいっぱいに迫ってくる、映画史上最も有名なフィルム。そう、シネマトグラフだ。

 OP-1でちょっとしたリズムを作ったら、なんとなくそれが蒸気機関車の音に似ていると思った。ふとリュミエール兄弟の『ラ・シオタ駅への列車の到着』のフィルムが頭に浮かんだ。それをイメージしながらその他のパートの肉付けをした。
 だからタイトルは「Lumière」。フランスの映画史、あるいはどこの国の映画学校でもテクストとする映画関連の本には、必ずリュミエール兄弟のシネマトグラフが解説されているはずだ。リュミエール兄弟は“映画の父”と呼ばれている。

 そうした19世紀末から今日の21世紀にかけて、映画における撮影と映写の《技術》がいかに進歩したかについて、鑑賞側では一般的にあまり関知しない隠れた世界の話だが、録音の分野においても同じ。その進歩によってそれが作曲に大きな影響を与えていることを、ごく一般の人にはなかなか理解してもらえていない。もはや近年、“マルチ・トラック・レコーディング”という用語が死語になりつつあるのではないかと思うほど、映画も録音もデジタル・レイヤーの技術が基礎となっている。記録する媒体も方式も、21世紀になってすっかり様変わりしてしまった。

 リュミエール兄弟は、生業としていた写真業のガラス乾板の時代から、実写とはなんぞやということを熟知していたと思われる。何故なら、初期の映画のわずか55フィートの中でさえも、一点から多点へといった被写体の静態から動態への変化がフレーム上で緻密に計算され、観るものを驚かす技術が巧みに扱われているからだ。技術なくして映画はあり得ない。

 映画の基礎ということに転じて、録音の基礎を今一度学びたい。そこから見えてくるものがあるはずである。合い言葉は“Lumière”。

Gの洗礼Gの洗礼

ブリーフマンブリーフマン

舞踏のための音楽プロジェクト舞踏のための音楽プロジェクト

ハチプロで創る。ハチプロで創る。

PO-12 rhythmPO-12 rhythm

OP-1 SOUND INSTALLATIONOP-1 SOUND INSTALLATION

宅録しませう宅録しませう

エジ蓄のコーナーエジ蓄のコーナー

Dodidn* blogDodidn* blog

Utaro NotesUtaro Notes