Figure 2.0
Produced and Composed by Utaro
Vocal Performed by Utaro
Copyright ©2015 Dodidn* All Rights Reserved.
歌の本質に迫りたい
“Mom, I'm no doll. I'm a human being. I'm alive. I'm alive.”
実験的な意味合いが濃かった「Figure」ヴァージョン1.0(2014年)を改めてプリプロ段階からやり直し、ピアノ音源の調整を施しつつ演奏、新たにヴォーカルを録り直した本作。
こうした短い尺の、ピアノをバッキングにしたプチ・ソングと言うべきものは、私自身の実験的な何かを再現するのに相応しく、そもそも「Figure」はメロディ=歌から生まれ出たものではなかった。
結果的にそこにメロディが生まれ、詞が作られると、当初の実験の領域を否応なく飛び越えて、どんなに小さな曲であろうとも完全なソングとなる。そう、「Figure」はテーマ性を帯びたメッセージ・ソングなのである。
この「Figure 2.0」から、Utaroヴォーカルの本質が変わったと、思ってもらっていい。
私にとって《歌う》とは何かについて。それを考えてソングの中に埋め込むのではなく、魂から祈る・叫ぶというダイレクトな本質に変容する。
したがって私は、歌う時、子どもに戻る。少年の魂に戻る――。
小学校の教室で、大勢のクラスメイトの前でガチガチに緊張しながらアカペラで歌謡曲を歌った時の、あどけない恋のメッセージ。後ろの席にいる一人のためだけに、真剣にそれを伝えようとした純朴な心。
それを身体から炙り出して歌う――。解き放たれて私は少年に還る…。これが私の《歌》である。
[Dodidn* blog]主な関連ログ
2015.05.13 | |
---|---|
2015.04.16 | |
2015.03.19 | |
2014.04.18 | |
2014.02.11 | |
2014.02.08 | |
2014.02.07 |