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Mrs.Carole

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MASCHINEとのセクシャルな関係



 “TR-808”だとか、そんなヴィンテージなリズムマシンの話ではない。
 昔話にもならないが、私が10代の頃に最初に手にしたシンセはCASIOの「SK-1」で、一応(本当に一応)、サンプラーでもあった。こんなようなチープな玩具リズムに合わせて、思い切ってベースを習おうと、高校の同級生からさらに友人を介してエレキベースを譲り受けたものの、何年かほったらかしにしてしまった。
 その後、別の友人が買いたいというのでそのベースを譲り渡した。いずれにしても10代の頃は何故か、内心とは裏腹に、音楽や楽器に対してあまり楽しい話題を持ちかけたり、積極的に長い時間をかけて語り合ったりなどしなかった。

 閑話休題。
 “MASCHINE”という音楽を作るための道具は、ハードウェアでありながらソフトウェアである。極めてその存在が曖昧でありながら、革新的な道具であると断言できる。
 話が再び脱線しそうになるが、かつて自らが、ちまちまとシーケンサーに打ち込んでいた主体的感覚よりも、友人が目の前でちまちまとシーケンサーと向き合い、音符を入力していく、いわゆる《ステップ入力》をしている姿の記憶の方がはるかに印象強い。何故なら、音源はもちろん発せられるがそれ以外は、友人の荒い息だけが聞こえてくるからだ。

 翻って、MASCHINEにおいては、同じようなちまちま感は多少あるけれども、作業の半分以上は大道芸人張りのドラマチックな手さばきをパフォーマンスしなければならず、それはタイピングのそれではなく、むしろ全身を駆使した汗を流すほどのダンスである。
 この身体的なダンス・パフォーマンスの記録ツールこそが、MASCHINEなのである。

 この「Mrs.Carole」という2分弱の短いサンプル曲は、MASCHINEと私自身がほとんど最初と言っていいほどの時期に向き合った、自作トレーニングのための習作だ。
 膨大なデジタル機材の選択肢の中で、直感的にMASCHINEを選んだのも言わば運命的な縁だったが、そのハードウェアを膝に乗せてドラム打ちする一連の作業は、紛れもなくMASCHINEとの体感と体感の照応――すなわち《セックス》を意味している。

 従ってタイトルの“Mrs.Carole”とは、MASCHINEのことである。だが、何故彼女がMrs.なのかは、私にもよく分からない。

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