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シューベルトの「野ばら」

Music by Franz Peter Schubert
Lyrics by Sakufu Kondo (Johann Wolfgang von Goethe)
Produced and All Instruments,Vocal Performed by Utaro
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ゲーテの詩世界



 [Dodidn*]ホームページ開設当初から、この曲を実験的にやるつもりだった。Utaro曰く付きの「野ばら」。

 そもそもシューベルトの「野ばら」のカヴァーは、1997年(25歳の時)にやったのだ。音源はYAMAHA QY-70だけで、中島良史編曲の楽譜を参考に、打ち込みとアレンジをほぼ1日で作り上げた。後日、ヴォーカルを吹き込んで「野ばら」は完成した、つもりであった。ところが――。
 楽譜上のひらがな訳詞を見て、“めでつ”は“目立つ”だからと誤解した私は、それを勝手に現代語訳して、“めだつ”と歌って録ってしまった。これが1997年の失敗作「野ばら」。何故か録り直さなかった。

 それから10年くらい経って、もう一度やり直したいと思ったこともあったが、なかなか機会がなかった。そうしてシューベルトの「野ばら」への意欲は、次第に薄らいでいく。

 しかし、奇跡的にも、あの時の録音テープがまだ残されていた。

 2014年。QY-70で作り上げた音源(伴奏)の録音をそのまま流用し、ヴォーカルは新たに入れ直した。言わば1997年アレンジメントと2014年ヴォーカルの、時代を超えた合作ヴァージョン「野ばら」。そう、この曲のカヴァーは長い月日をかけてようやく完成したのである。
 愛(め)でつ――。
 たったこの一つのワードのために、私の頭の中では、およそ17年もの間、すっきりとしないモヤモヤ感が漂っていた。少年と紅の薔薇との対話。そういうゲーテの詩の世界でなければならず、近藤朔風の傑作訳詞の魅力もついえなかった。
 余所行きの、フォーマルな歌唱とはとても言えない、おもちゃ箱をひっくり返したような、子供じみたわらべ調の歌い方。おふざけ。童心とも憧憬とも受け取れるのだが、これはあくまで幻の心象に過ぎない。幻を顧みれば、そこには少年性の残酷さと大人への反抗心が透けて見えてくる。

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