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早春賦

Written by Kazumasa Yoshimaru
Music by Akira Nakada
Produced and Vocal Performed by Utaro
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角ぐむ葦の、少年少女のこころ



 「早春賦」の作詞家・吉丸一昌が熊本の旧制第五高等学校出身であり、そこで夏目漱石の影響を受けたということについて、私なりに親近感を覚えた。その後彼は東京帝大の国文科を卒業し、やがて東京音楽学校の教授となる。この時、作詞家としての吉丸一昌が誕生する。
 「早春賦」は大正2年の作だが、同年には「故郷を離るる歌」を発表(『新作唱歌(五)』敬分館)。こちらの作品も秀逸である。いずれも叙情性に富んだ情景写実の美意識がそこにあり、吉丸本人の胸の内と連動するかの如く、若々しくシンパシーを感じる。その3年後、わずか43歳で吉丸は早世した。

 学生時代に私はこの「早春賦」に出合う機会がなかった。あるいはどこかで耳にしていても、心で感じることができなかっただけかも知れない。跳ね返りの多かった私の十代は、このような日本の《唱歌》を受け止める精神的受容力がまるでなかった。
 その反省の意と、改めて吉丸一昌の詩の世界に染み入りながら、「早春賦」を歌った。歌の先に風景があるか。心があるか――。《氷解け去り葦は角ぐむ》。しかしなかなか春はやって来ない。恋歌に見立てれば、この曲は若者達に贈られた、吉丸からの最高の“ラヴ・ソング”だったのだ。

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