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実験コーナー/
Pro Tools 11簡易レコーディングテスト


基礎的なサウンドチェック

 Pro Tools 10からPro Tools 11へ移行する準備にあたって、最も基礎的なテストをしなければならなかった。それは、まず何よりPro Tools 11が前ヴァージョンと同等もしくはそれ以上のサウンド・クオリティを担保しているかどうかであった。
 信頼できるDAWがヴァージョンアップしたとは言え、機能的に優れ、効率性が高まり、それらが広告通り充実していたとしても、使う者が自らの耳によって、基礎的なサウンドのクオリティをどの機能性よりも優先してチェックすることは当然である。デジタル・レコーディングの肝であるサウンド・クオリティにまず耳を傾け、新たなDAWとして使えるのか使えないのかを判断するには、基本に立ち帰ることが必要だ。

 実験自体は簡単なものである。Pro Tools 11でサウンドをレコーディングしてみればいい。しかしそこで新たな機能や効率性にとらわれるのではなく、あくまで愚直にバウンスされたサウンドのみをチェックする。
 最も簡単に実験を行うため、私はあらかじめ、短い曲をMIDIプログラミングしておき、そのデータをPro Tools 11にインポートした。鳴らすソフトウェア音源は「Mini Grand」プラグインのピアノ音源で、これを演奏させてステレオのレコーディングを行った。レコーディング・フォーマットは「32bit浮動小数点/96kHz」。
 このレコーディングされたオーディオ・クリップには、「BF-76」リミッターをインサートして少しばかりアタックのツブを揃えた。この時のレシオは4:1。
 さらにバスを用いて「D-verb」のホール系リバーブを適度に付加。これらのサウンドのマスターには「Ozone 5」のマキシマイザーをインサートして、ある程度レベルの底上げをした。

 マスター出力のバウンスは「16bit/44.1kHz」でオフラインで実行した。およそリアルタイム・バウンスの4分の1の処理時間で完了。
 ここで生成したwavファイルをmp3ファイルに変換しているが、そのサウンド・クオリティは聴いていただければ分かると思う。ただし、このサウンドを得ているのは、Pro Tools 11のみではなく、あくまでケーブルその他の影響を総合的に加味した状態のものであるから、参考程度に判断して欲しい。

 補足しておきたいのは、今回のレコーディングではEQを一切施さなかったことである。「BF-76」や「Ozone 5」を通したサウンドも、ナチュラルにレベルアップされた程度で、「Mini Grand」のサウンドはほとんど変化していない。また、wavファイルと比較してmp3ファイルのサウンドは、芯の部分がほんのわずかぼやけた程度である。

〈了〉
(2013.07.24)

レコーディング実験

▼曲目「雪」 (文部省唱歌・作曲者不明) 0分54秒
MIDIプログラミング:Utaro

■レコーディング・フォーマット:32bit浮動小数点/96kHz。
■ピアノ音源は「Mini Grand」使用。
■「D-verb」ホール系リバーブを付加。
■「Ozone 5」で2~3dBほど音圧上げ。
■マスターファイルを16bit/44.1kHzにダウンコンバート、オフライン・バウンスでwavファイルを生成。
■ウェブ用にmp3ファイルを生成。

LinkIconyuki-mas.mp3