Utaro's Electro Pop Music Site Dodidn*
 
TwitterTwitter
Facebook PageFacebook Page

マイクロフォンの話⑭
 

AT4080はリボンの騎士的名調子

 

AT4080
■audio-technica AT4080
・形式:リボン型
・指向特性:双指向性
・再生周波数帯域:20Hz-18kHz
・出力インピーダンス:100Ω
・感度(0dB=1V/1Pa、1kHz):-39dB
・質量:474g

 
 私にとってリボン型マイクロフォンを所有することは、究極の選択でもあった。おそらく使用頻度は寡少なれど、何かその持ち味を発揮する可能性はあるのではないかと。
 リボン型と言えば、もう説明する必要がないほど有名な、RCA 77DX(1949年)だとか国産のAIWA VM-17(1959年)などが挙げられよう。コンデンサー型が主力になる以前の時代の、大艦巨砲的存在を誇っていたマイクロフォンだ。
 永久磁石による磁極の間に、リボン状のアルミ箔が張られており、この振動板が前後に動くことによって起電力が発生する。この振動板の構造上、ある周波数まではフラットで、それ以上の周波数では出力が極端に低下する。製造においてはリボン張りに高度な熟練工が必要。こういった周波数特性や製造上の観点などから、後のコンデンサー型に取って変わった。
 
 audio-technica AT4080は、リボン型マイクロフォンの基本的な構造を継承しつつも、革新的な設計技術によって出力特性や周波数特性を向上、平年劣化に対する防御対策も施され、かつてのリボン型マイクロフォンのような“扱いにくい”というイメージを払拭させた画期的なマイクロフォンである。
 そのサウンドは、コンデンサー型では決して出せない、フラットで暖かみのあるリボン型特有の醸造感がある。言うなればそれはもあーっとした暖かさであり、まったくコンデンサー型とは違う。中高域のピーク感がほぼない。であるからして、ヴォーカル録りとしては究極的な選択肢なのである。リボン型マイクロフォンが邦楽の歌や浄瑠璃、三弦などに合うというのも、なるほど頷ける。

〈了〉
(2015.02.05)

§ Equipments Column


  SITE CONTENTS
 
Gの洗礼Gの洗礼
 
ひだまりのうたひだまりのうた
 
俺パンプロジェクト俺パンプロジェクト
 
Bloomという響きのチャペルBloomという響きのチャペル
 
健脚ブリーフ健脚ブリーフ
 
舞踏のための音楽プロジェクト舞踏のための音楽プロジェクト
 
ハチプロで創る。ハチプロで創る。
 
PO-12 rhythmPO-12 rhythm

 

OP-1 SOUND INSTALLATIONOP-1 SOUND INSTALLATION

 

宅録しませう宅録しませう

 

エジ蓄のコーナーエジ蓄のコーナー

 

Dodidn* blogDodidn* blog

 

Utaro NotesUtaro Notes