岸本佐知子さんのアピヨンポンポン
ビジネス
『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』におけるジャバ様のこと
【『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』より。捕らわれていたプリンセス・レイアがジャバ様を懲らしめる名シーン】 先月初旬、私のお気に入りブロガーであるひろひろさんが執筆した、note.comの「人は必ず変わるけど、変わらないものもあるから、...
開高健『開口閉口』―やらされることの美学〈2〉
【映画『ジャッカルの日』で殺し屋ジャッカルを演じたエドワード・フォックス】 前回からの続き。 フランス語にデジャヴュ(déjà-vu)というのがある。まだ見たはずのないものが、さも過去に見たような感覚を呼び起こされることの意で、既視感とか...
開高健『開口閉口』―やらされることの美学〈1〉
【清らかな自然に囲まれた山荘より】 ――こんな夢を見た。 人権擁護の活動家である私は、都会の喧騒を離れて、山荘にこもった。 夜な夜な、名前のよく知らない銘柄のスコッチを一杯飲む。すると、じんわりとした温かさが体を包み込んで、疲労感が一気に...
青い空の下で―Blueskyという新しい世界
【Adobe Fireflyで生成した青い空のイメージ画像】 私事のお知らせになりますが、約1年弱、我がSNSの先鋒として利用していたマストドンのアカウントを先日(2024年2月21日)削除いたしました。代わって、進捗著しいBluesky...
1981年アメリカの映画館事情
映画に関する個人的な備忘録として、短めに雑文を残しておきたい。テーマは、1981年のアメリカ(とくにシアトル周辺)の映画館事情に関してである。 ハリウッド映画産業の浮き沈み 月刊誌『キネマ旬報』(キネマ旬報社)2023年9月号に、映画・音...
人新世のパンツ論③―紫から白のブリーフ呪縛へ
零落の奥底から湧いてくる威厳といふものがあるやうに、真裸でゐるといふ事は、仕着を着て行くよりも、人間らしくあるといふのに、更に近いものである。 ラム著『エリア随筆』より引用 【困惑の時代から目覚めて「白のブリーフ」を着用し始めた2013年(...
人新世のパンツ論②―パンツは世界を掌握する
そぞろ、夕飯の食材などを買いに、街のスーパーに赴く。 生鮮食品売り場を離れ、男性下着売り場をうろついてみる。〈そうだ、今日はパンツを買っていこう〉。 気がつけば、同世代くらいの女性客(以後マダム)と同じ廉価パンツを物色していた瞬間ほど、生活...
人新世のパンツ論①―プロローグ
【ヒトはパンツを穿いて成長する】 お気に入りの使い慣れたマグカップでさえ、それが陶器製で硬くて丈夫であっても、いったんヒビが深く入り込むと、〈そろそろ寿命が尽きる頃だな…〉というような感を抱く瞬間がある。こんな話を突然持ち出すのはやぶさか...
『洋酒天国』―酒と女と夜の歓楽の話
十朱久雄さんが表紙の『洋酒天国』第26号から、ストリップティーズに関する話。
再びバグる世界
関心のある情報のメモを取れば取るほど、謎が深まる、バグってしまうという話。