フレデリックバジール

性教育

人新世のパンツ論①―プロローグ

【ヒトはパンツを穿いて成長する】 お気に入りの使い慣れたマグカップでさえ、それが陶器製で硬くて丈夫であっても、いったんヒビが深く入り込むと、〈そろそろ寿命が尽きる頃だな…〉というような感を抱く瞬間がある。こんな話を突然持ち出すのはやぶさかで...
美術

赤いパンツの話〈二〉

【ザミラ社の赤いパンツを穿いてアートワークのスチル撮影】 前回の赤いパンツの話の続き。今回は少々深い話で、長い。 たかがパンツ、されどパンツなのである。パンツを侮ること勿れ。パンツ(=アンダーウェア)というものは、穿いている本人と日常生活を...
音楽

浮遊―透明なパンツ、透明な歌声

夏にかけての瓦解、心理的崩落  アルバム『Gの洗礼』のプロダクトは難儀を極めた。頭の中で塗り固められていた施策がいったん崩壊し、心理的空中分解に至った要因は、たった一つの出来事によるものなのかも知れない。それは突然のアクシデントとも言ってい...