開高健

性教育

『洋酒天国』と温泉お風呂の話〈2〉

【前回から引き続き『洋酒天国』第57号】 前回に引き続き、昭和38年5月発行の『洋酒天国』(洋酒天国社)第57号の紹介。今号は「温泉」&「風呂」大特集。 この特集とは直接関係ないコラム、巻末の「東西バー通信」を読んでまず時代のノスタルジーに...
ビジネス

『洋酒天国』と温泉お風呂の話〈1〉

【『洋酒天国』第57号】 今宵はヨーテン、洋酒天国。 平素何事にも驚かず、世界の良からぬ事態にそわそわした素振りを見せない21世紀忠誠型タイプの学生、政治家、大富豪でも、昭和のこの“奇作・珍品・珍芸術”には唖然とするであろう。今宵はヨーテン...
書籍

伊勢佐木町と『はま太郎』のこと

【星羊社の雑誌『はま太郎』第10号】 前回のブログ「演劇『金閣寺』追想」で書いた、横浜・伊勢佐木町のイセビルの地下にあるクリエイティブスペースTHE CAVE。その地下の小スペースで、ぼんやりと見ることのできたエジプト風の壁画。昭和初期に建...
文学

『洋酒天国』とバッカス礼讃〈2〉

【『洋酒天国』第50号】 前回に引き続き、『洋酒天国』第50号を紹介。 「東京ジェンヌ」のピンアップの裏は、「洋天ジョークス」。これもヨーテンの名物コーナーになっていて、柳原良平氏のアダルトなイラストと共に、そのエロティックなジョークで笑い...
飲み物

『洋酒天国』とバッカス礼讃〈1〉

【『洋酒天国』第50号】 洋酒の壽屋(サントリー)のPR誌『洋酒天国』(洋酒天国社)を今月も紹介。昭和31年4月発行の創刊号から昭和39年2月の第61号まで、すべて紹介したいと私は意気揚々、今や当ブログではそのほとんどを網羅したかと自負する...
写真・カメラ

『洋酒天国』とアメリカの古い家

【『洋酒天国』第20号】 酒の善き友、壽屋(現サントリー)のPR誌“ヨーテン”。《女房は死んだ、おれは自由だ! これでしこたま飲めるというもの。 今までは一文無しで帰ってくると 奴の喚きが骨身にこたえた》というボードレールの「悪の華―人殺し...
飲み物

『洋酒天国』と歓楽の果てに

【『洋酒天国』第53号】 私事で恐縮だが、「二日酔い」という経験が乏しい。翌日まで「二日酔い」になるほど、酒を飲まない。悪酔いはあまりしない。だから「二日酔い」の経験について何か書こうと思ったのだけれど、どうも自分の身の話になってくれない。...
飲み物

『洋酒天国』と再びジンの話

【『洋酒天国』第12号】 今夏、大活躍したリオ五輪の選手団が帰国し、台風一過の穏やかな日光浴を愉しんでいると、どこかで秋の気配を感じさせてくれる今日この頃。夜な夜な酒も美味い、ということで2ヵ月ぶりのヨーテンを。  『洋酒天国』(洋酒天国社...
科学

「オスの戦略 メスの戦略」を考える

【筑摩書房の高校国語教科書『新現代文』】 国語教科書を読むことが好きである。いつだったか入手した2005年発行の高校国語教科書『新現代文』(筑摩書房)はすっかり手に馴染んで、まるで自分の高校時代の教科書であったかのような錯覚すらある。画家・...
飲み物

『洋酒天国』と英国万歳

【『洋酒天国』第14号】 マイ・フェイバリット・コレクション『洋酒天国』のブログ登場もこれまでで35冊を数えた。『洋酒天国』はたいへん古い書物であり、ファンもそれなりに多いこともあって、集めるのには苦労する。我ながらよくぞここまで蒐集したも...