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☞私こと青沼ペトロが執筆している文藝ブログ[Petro Notes]。読み応えたっぷりの面白いエッセイを満載。
▼サブカルや文学、映画や音楽、それからその他ちょっとここではいえないような内容も…。
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#PetroNotes #ブログ
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おはようございます。日曜日の朝。今朝は曇っています。小学生の頃、まだビデオというものがほとんど普及していない時代、学校の理科の授業でスライドを見たり、8mmフィルムを映写したりして、その真っ暗にしておいた教室で明るい光がスクリーンにだけ照らし出されている光景を懐かしく思います。映画というものがなぜヒトを惹きつけたり、惑わしたりするのか。闇の中の光に鋭敏になるのは、動物的な本能なのか。秋になって日が落ちるのが早くなり、ヒトの生活もその自然の歩調に合わせていく。闇は闇。光は光。創作においても、闇の中でどこに光を当てていくのか、どれを浮かび上がらせるか。そういう部分で共通点があるような気がします。
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おはようございます。土曜日の朝。今朝は晴れています。ある若い知り合いのSNSをたまに眺めたりすると、例えば小洒落たパン屋さんの、焼きたての可愛らしいパンをアップしていたり、営業周りの帰りに立ち寄ったコーヒーショップのコーヒーをアップして、実に秀麗に、その生活の豊かさを表象していたりして感心します。私の住む町が年々へべれけになってくると、もうその対比は凄まじいほど温度差を感じて、豊かさの基準はそこにないのだということを痛感します。豊かで幸せで、といった部分をどう表現していくか、自分なりの方法と手段で表していきたい。その一つは、映画のスクリーンという幻影に見出されるものかもしれません。
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おはようございます。金曜日の朝。今朝は晴れています。昨日は処分を免れて取り残されていたアナログシンセ、ArturiaのMatrixBruteを、業者に売却すべく準備を始めました。2階に置いてあったのを1階へ降ろすのに、どれだけ重たかったか。大きさは90×45cmくらいで、重さは20kg。それでもまあ、なんとか降ろして、梱包の準備。大きすぎるので、段ボールをそれなりに工夫しなければなりません。これは次回に先延ばし。では行ってらっしゃい。
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アーヴィングの『ホテル・ニューハンプシャー』上下巻(中野圭二訳/新潮文庫)と、オースターの『ブルックリン・フォリーズ』(柴田元幸訳/新潮文庫)を買う。
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〈とにかく落ち着いてお茶でも飲みながら話し合いましょう〉を実践できる場が、我が片田舎の町にはどこにも無いのだ、ということに愕然とする。
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脇目も振らずに、一心不乱に、みたいなので“30周年記念公演”をやるコント集団を私は存じ上げていますが、その内実はきわめて保守的で、内向的で、いちばんの問題は人の褌で相撲をとり、いっさい昔から自分たちだけでゼロから立ち上げたことがない、ということなんですね。新しいことが、そこからなんにも生まれてこない、という体系に和んでしまった人たち。
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おはようございます。木曜日の朝。今朝は曇り。先日は、ブログで映画『ロボットドリームズ』について書きました。主人公の犬が、第二の友人と出会えたのは、自分で積極的に行動したから。そばに寄る、挨拶する、話しかける、という「伝える」ための技量を具えていたから。友人とは、所有することではなくて、その関係性を指すことばだから、所有欲で人間関係を形成しようと思っちゃう人は、うまくいきっこありません。やっぱり子どものうちから、とは思います。子どもはどんどん遊んで、どんどん何かを「伝える」ヒトであってほしい。難しいことではなく、簡単なことだから。難しく考えないで。考えるより、行動ですね。では行ってらっしゃい。
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ジェイムズ・ジョイスもいいんだけど、こっちから読むことにしました。シャーウッド・アンダーソン著『ワインズバーグ、オハイオ』(上岡伸雄訳/新潮文庫)。
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おはようございます。水曜日の朝。今朝は曇っています。昨日、もと“音楽制作ルーム”だったのをバックスクリーンのブースに模様替えした話を書きました。作業中に気づいたのですが、壁に1機、大きな物が置いてあるぞと。ああ、忘れていた。図体のでかいアナログシンセを、廃棄せずにそのまま壁際に立てかけていたのを。それは、ArturiaのMatrixBrute。ああ、これは買い取ってもらえるね。もう置き場所もないし、使う機会は絶対にない。たぶんこれ、梱包して搬出するのに相当手こずりそうです。では行ってらっしゃい。
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さすがに今、8年ぶりにジョイスの『ユリシーズ』を読み返そうとは思っていないが、『若い藝術家の肖像』は読み返してもいいかなと、心が揺れ動いている。
#ジェイムズジョイス #若い藝術家の肖像
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十数年間、自宅の一部屋を“音楽制作ルーム”としてきて、それをこの1か月くらいで関連機材を全て処分。で、今度はその部屋を、小物などを撮影したりするルームに模様替えするという企て。簡易的なバックスクリーンや照明機材を搬入して整えたい。
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おはようございます。火曜日の朝。今朝は快晴。先日、「推しや夢中になれるものが見つからない」人への朝井リョウさんのアドバイスのポストを投稿しました。自分の場合、子どもの頃から夢中になれるものばかりで、どれを選んでいいのかわからない、という逆の悩み事を抱えていたので、なかなかその心境に寄り添うのは難しいなと感じました。もう幼年時代に、家の中に本がいっぱいあったんですよね。小学生になると、書店に通うようにもなり。おのずと、本の中から興味のある対象に出合えたわけです。だから、本を開いたり眺めたりするというのは、ネット上をウロウロするのとはぜんぜん違う楽しみがあると。あとは外で遊ぶこと。これも楽しい。
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おはようございます。月曜日の朝。今朝は曇っています。私が小学6年生だった80年代なかば、運動会のダンスの練習のために、体育の先生がホームビデオでそれを撮影してくれたことがありました。まだビデオというものがさほど浸透していなかった頃の話。パナソニックの「マックロード」という機種。大きなカメラを抱え、肩にビデオテープレコーダーを背負って、長いケーブルで躓きそうになりながら、ダンスを撮ってくれたのです。教室に帰ってきて、それを教室のテレビにつなげて見るまでが一苦労。テレビの裏側をいじってケーブルをつなげ…。いまではスマホひとつで完結するんですけどね。あの時のビデオを、もう一度観てみたいなあ。
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おはようございます。日曜日の朝。今朝は曇り。この時期、昔は学校の運動会が盛んでした。母校の小学校では、当時それを“秋季大運動会”と命名していたくらいに。運動会にしろ修学旅行にしろ、大人からすれば、〈楽しいイベントだろ〉と勝手に解釈する向きがありますが、とうの子どもたちからすれば、けっこうストレスの溜まるイベントでもあります。そう受け取ってくれる大人がほとんどいないのが切ない。主催者はあくまで学校。子どもたちが自由に楽しめるものではなく、大人が作ったプログラムに則って行動しているだけ。楽しいわけがない。だからといって、不要というわけではない。自由ではないものにこそ、何かを楽しむカオスがあると…。
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おはようございます。土曜日の朝。今朝は曇り。昨日は「岩波文庫」に傾注した云々を書きました。と同時に20代だったその頃、ウォーホルのようなアメリカのポップアートの世界、それからアイルランドのケルトにも関心があったはずなのだけれど、うまくジャンプアップできなかった。本当は、その鍵を教えてくれた高校の恩師の〈サリンジャーを読めよ〉という暗示を信じていたら、そうなっていたのに。あまのじゃくだった私は、それに逆らってしまったわけで。ウォーホルを手に取ったり、ジョイスの『ユリシーズ』を読むなんて、その頃どうすればいいのかわからなかった。全てを回り道してきたような私の人生。今は笑って振り返ることができます。
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先送りしていた1年間のツケが、この時期に累積してきて、忙しくなるのはそのせい。誰しもそうだから、余計にややこしくなってこじれる。
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おはようございます。金曜日の朝。今朝は曇っています。昨日は田山花袋の『蒲団』を読了しました。私が岩波書店の「岩波文庫」に目覚めたのは、90年代に入って20代の半ば。地元のとある書店で、ずらりと並んだ「岩波文庫」のコーナーを眺めて圧巻。好みの本がいっぱいありそうだなあとワクワクしたものです。結構昔になりますが、北海道の釧路に行った時、古書店でなんとも古めかしく苔生した長塚節の『土』(上下巻)のそれを発見した時は、即座に買いました。アンティークのオブジェにも見えて…。では行ってらっしゃい。
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田山花袋『蒲団』読了。《悲哀》と《絶望》の結末とは裏腹に、文学としての清々しい風が吹き抜けていく。馬鹿馬鹿しいと思うかもしれないが、“明治40年”当時のセンセーショナルな旋風が、いまよみがえったかのようである。淫らに惑溺する心情吐露の小説ながら、花袋の文体は、実に飄々とした美文調に驚かされる。これが大傑作であることも頷ける。
#田山花袋 #蒲団 #岩波書店
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田山花袋の『蒲団』を読み始めている。半分くらい読んでしまっている。現代語なら「彼」とするのを「渠」(かれ)としている文章が気に入ってしまった。辞書で調べると、「溝」(みぞ)とか掘割を指す語だが、それとは別に、“三人称の代名詞”とも。渠儂(かれ)ともある。
#田山花袋 #蒲団 #一兵卒 #岩波書店
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おはようございます。木曜日の朝。今朝は曇っています。いま私は、映画『ロボットドリームズ』に関するエッセイを書いている途中です。もうじき、書き終わります。何度も何度も書き直しています。ありきたりな感想文なんて書きたくない、という意味よりかは、自分が最初に観た時の余韻が、何度も映画を観直しているうちに、自分の経験的な人間関係の些末によってゴロゴロと変わりだしてきて、映画の批評すべき部分もそれに応じて変わってきた、というのが理由です。そういう意味では、あの映画はいろいろな色を持っている映画だなと思います。では行ってらっしゃい。
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酒を飲んだ後に明るい照明の部屋にいると、やけに疲れる。やっぱり酩酊は、ほの暗い中で培養するもの。それくらいの演出はあったっていい。
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おはようございます。水曜日の朝。今朝は晴れています。先週の土曜日でしたか、学生時代に東京・下谷近くの小さな書店で伴田良輔さんの『愛の千里眼』の本を買った話を書きました。もうあれから、32年以上経ったわけですが、今でもその時買った本を所有しています。いわば一撃の本だったと。それまで自分の恥ずかしい話とか、羞恥心で秘密にしておきたい事柄が、この本ではそういうのが全てさらけ出されていると。そういうのに憧れたというよりも、徐々に何かがほぐれてきた快感というものが、読書の行為の中で芽生えたわけです。ウォーホルがここで登場してくるのも、ラッキーな出合いだったと思っています。では行ってらっしゃい。
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本日届きました。田山花袋『蒲団・一兵卒』(岩波文庫)。“読書の秋”とは似つかわしくないかとも思いますが、読ませていただきます。
#田山花袋 #蒲団 #一兵卒 #岩波書店
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以前買った本なのに、持っていることを忘れて同じ本を買ってしまうなんて、ざらにあります。いちいち落胆しないこと。それだけ本が好きだということにしておくのです。
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おはようございます。火曜日の朝。今朝は曇り。昨日の話。結局、田山花袋『蒲団』所収の文庫本は見つからなかったので、あらためて買い求めました。岩波文庫版。漱石の『草枕』では確か、主人公が旅館の湯に浸かる場面が出てきますが、女性がそこに現れて、決して扇情することなくしたたかな文体で書き表しています。これが、自然主義の小説ではそうはいかないのよね、という話。リアリズム云々ということを照らし合わせると、どうも日本人の考えるリアリズムというのは、小説にしても映画にしても、味気ない、もしくはどこかズレている、肝心なものが足りない、ということが起きます。その何かが足りないね、というのが、日本人気質かなと。
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今日は私の友人にちょっとハプニングがあって、尾を引きそうかな。
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おはようございます。月曜日の朝。今朝は曇っています。10代の頃、文学でいうところの“自然主義”の意味合いがよくわからなかった。そのうちに漱石の『草枕』などを読んで、あれが“自然主義”の批評的文体だと気づいた時に、おのずとその意味合いが掴めたものです。徳田秋声や正宗白鳥なんてほとんど読まなかったが、田山花袋の『蒲団』は読んだ記憶がある。その文庫本が書棚に残っているかどうか。無ければ、買って読み返しておきたいなと。最近、ウォーホルの実験映画を眺めていて、文学的にもああいうのをちょっとかじりたくなったのです。では行ってらっしゃい。
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DJI Osmo Pocket 3の動画用のカメラを日頃から使い倒していると、もう自分のライフスタイルからいって、ミラーレス一眼なんていうのはあんまり使い勝手がよろしくなくて、ほとんど室内でグラフィック写真を撮る用途しかなくなった。あくまでライフスタイルが変わったから...なんだけど。
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おはようございます。日曜日の朝。今朝は曇り。ポストに投函してあった今朝の新聞の一面は、“高市氏、自民新総裁”。その手腕なり人柄なりを抜きにして、「女性で初」というのが記事になるところに、感慨深いものがあります。他の政党ではなんてことはないことなのですが。辞書で「総裁」を調べていると、左隣が「相殺」なんですね。私、これ“そうさつ”と日頃いってたかも。貸しと借りが差し引いてなくなること。良いことも悪いことも差し引きゼロになる、というような意ですが、“そうさい”と読みます。ひとつ勉強になりました。高市さんのおかげです。ありがとうございます。
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おはようございます。土曜日の朝。今朝は曇っています。私が都内の学校に通っていた学生時代に、その授業の合間、下谷近くの小さな書店で一冊の本と出合ったのが、作家・伴田良輔さんを知ったきっかけでした。河出文庫の『愛の千里眼』。作家といえば漱石とか芥川とか三島が好きだった私にとって、この奇妙な本との逢瀬によって、私自身の、セクシュアルな文学と美術への扉が開いたといっても過言ではありません。大げさにいえば、人生の良し悪しの分岐点だったかも。
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福士蒼汰さんも登壇!新作ウイスキー発売 商品名は「そんなに」意味する広島弁「ソガイニ」 福士さん「すごい絶妙なバランスだなって」 廿日市市の酒造会社
youtu.be/ueMoLbIQUso?... via @YouTube
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おはようございます。金曜日の朝。今朝は晴れています。衣替えの時期。それに併せてではないが、私自身のサブカル嗜好についても、新しい空気感が注がれている感じ。アンディ・ウォーホル、ウイスキーのSOGAINI(ソガイニ)、バービー、グレタ・ガーウィグ、マンブルコアの映画…。これらについて、ブログなどでどしどし書いていくつもり。お楽しみに。では行ってらっしゃい。
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さて、昨日は朝から雨降って、釣りに行けなかったので、近日、そのスケジュールをどこに盛るかだな。
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小学生の時、珍しく母親が誕生日プレゼントを買ってきてくれて、それがポプラ社のアイドル・ブックスの『ジュニア文学名作選39 怪談』(小泉八雲著/山本和夫訳)。すごく嬉しい気持ちで読むのだけれど、「耳なし芳一」とか怖い話。もしかすると普通に日本人が書いた本として読んでいたかもしれない。
#小泉八雲 #ラフカディオハーン #怪談 #ポプラ社
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おはようございます。木曜日の朝。今朝は晴れています。昨日は久しぶりに長袖を着ました。寒いといえば寒いが、寒くないといえば寒くないというくらいの微妙な体感。でもこれからは秋が深まり、朝晩は長袖になるでしょうね。月始めにして、季節の変わり目がはっきりし出した…。タンスから秋物の衣服を選んで、今度は冬に備えていく。ああ、夏が懐かしいねえ。では行ってらっしゃい。
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『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)10月号買いました。「作家・朝井リョウの15年」が読みたかったので。
#ダヴィンチ #朝井リョウ