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Electro Pop/Movie/Podcast

 

OP-1と
minilogueシンセによる
共謀スーブニール。
2017年冬、
突如父の病室に新しく据え置かれた腕時計。
それはいったい何の意味があったのか…。  
 

Whose Is The Wristwatch?

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Electro Pop

Whose Is The Wristwatch?

Produced, Composed by Utaro
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それは父の《形見》となった腕時計 

 
 結論を先に述べると、それは父の腕時計である。ジャケットにあるイラスト風のそれは、実際に“病室”のベッドに据え置かれていたものであった。
 もう使わないだろうと思って父のガラケーのケータイを持ち帰ろうとすると、ダメだ、持っていくなという意志の身振り手振りで反応し、どこも壊れていない自前の腕時計は既にそこに置かれてしっかりと動いているにもかかわらず、“新しい腕時計が欲しい”とジェスチャーをして家族を困らせてくれた。結局、新しい腕時計を姉が買ってきて、旧(ふる)いのと交換し、それをベッドの端にくくり付けて、時刻がちゃんと見えるようにしてあげたりと、なんなんだこのわがままな面倒くささは、と思った。
 後日、形見となったその“新しい”腕時計をふと眺めている時、曲の構想を思いついた。
 
 時を刻むかのようなガチャガチャとした音の雰囲気とか、アウトロがなんの前触れなしに突然終止するのは、それがこの場合、最も的確な、《リアリズム》だからである。私はこの曲を、自身のエレクトロ・ポップのスーブニールとしたかった。