エジ蓄初体験!
完成したエジ蓄を初めていじってみました。
しかしよく見ると、
エジ蓄の構造は複雑。
頭で理解していた原理とは違って、
ロウ管円筒レコードは円盤レコードより難しそう。
何か大変なことになってきたなあ。
エジ蓄の録音と再生
エジ蓄の録音と再生の仕方をマスターするため、とりあえずテスト・レコーディングということで挑戦。最初にまず、ラッパをひっくり返し、録音用サウンドボックスを取り付ける。それから、録音するための円筒レコードを差し込む。ふろくに添付されていたロウ管=ロウソク(計5本)は、長さ10センチほどで、わざと芯を入れてないのです。
アワアワアワ~と声を出して、なんだか分からないうちに15秒があっという間にやってくる。こんなので本当に録音されるの? と半信半疑。
録音した音を再生するには、もう一度ラッパをひっくり返し、今度は再生用のサウンドボックスを取り付ける。録音用の針は溝を刻むためのもの、再生用の針は溝をなぞるためのもの。
そこで本誌を読み返してみると、削りカスが長くつながっているとうまく録音できているのだと書いてある。細かいカスが出ている場合は、うまく録音できていないことになるらしい。そこで削りカスを確認してみると、長いのなんて一つもない、まるで塩粒のようになっているではないか。これはうまく録音できていない証拠と言えそうだ。
アワアワアワ~と声を出して、なんだか分からないうちに15秒があっという間にやってくる。こんなので本当に録音されるの? と半信半疑。
録音した音を再生するには、もう一度ラッパをひっくり返し、今度は再生用のサウンドボックスを取り付ける。録音用の針は溝を刻むためのもの、再生用の針は溝をなぞるためのもの。
そこで本誌を読み返してみると、削りカスが長くつながっているとうまく録音できているのだと書いてある。細かいカスが出ている場合は、うまく録音できていないことになるらしい。そこで削りカスを確認してみると、長いのなんて一つもない、まるで塩粒のようになっているではないか。これはうまく録音できていない証拠と言えそうだ。
サウンドボックスのスイングアームと針が突き出たカンチレバーとが平行になるよう、針調整つまみで角度を調整。さあ、これで準備が整った。ラッパに向かい合い、スイッチをオン。モーターが動き出したら声を出す。できるだけ大きな声で。
ということで緊張の一瞬がやってきた。再生用のサウンドボックスを取り付け、左端までサウンドボックスを戻す。録音で刻んだ溝を、今度はなぞって再生する。よーし、スイッチオン。…んん? んん? あ、端まで来てしまった。もう一度左端に戻して、スイッチオン。…んん? んんんんん? 出ない。アワアワアワ~と発した声が、まったく聴こえてこない。声が小さかったのか? いや、ラッパに耳を近づけて、よーく聴いても、まったく音が鳴っていないようだ。いったい何故なんだ??
反省点と課題
うまく録音できなかった原因は、どうやら針角度が正しくなかったせいらしい。スイングアームとカンチレバーが水平を維持し、針の先端がちょうどレコードの頂上にくるような調整をしなければならないのだという。
サウンドボックスの重みが針に集約され、その圧力によって溝が刻まれる。この時の圧力が弱ければ、溝の深さも浅くなり、なぞった時にうまく再生できない。
はじめは、スイッチを入れれば、誰でも同じように録音・再生できるものだと思っていたが、これは非常に神経的でコツが必要な領域だ。うーん、エジソンの円筒レコード式蓄音機は、結構難しいじゃないか。やばいぞ、これは。
ともかく、エジ蓄初体験は、見事に、大失敗でした。