玩具

書籍

小学館の学習雑誌の思い出と未来へのファンタジー

【小学館の学年別学習雑誌『小学二年生』1980年9月号】 団塊ジュニアの世代にとって、少年少女だった80年代前半は、様々な意味合いで特別な思いに駆られる時代であったと思われる。LSIゲームの普及、自前でプログラミングが可能なパーソナル・コン...
美術

チュリッカ・チュリー!―オザケンのハロウィーン

【小沢健二と日米恐怖学会『アイスクリームが溶けてしまう前に』】 子供の頃のハロウィーン(Halloween)の想い出なんかない。ハロウィーンは古代ケルトの起源で万聖節の前夜祭――なんていう話も、子供の頃に聞いたことがなかった。ただ一度だけ、...
ゲーム

50年を迎えた『人生ゲーム』

【あまりにも有名すぎる『人生ゲーム』】 私は銀行家であると嘯く。じゃんけんでえらばれた銀行家ではない、人生の道先案内人としての銀行家。子供だった彼らの、遊びのなかに投影された真の映し鏡の人生、その目撃者――。タカラトミーのボードゲーム『人生...
映画

拳銃とウエスタンの『洋酒天国』

【『洋酒天国』第43号は拳銃特集】 ネット・ブログで“ヨーテン”に詳しいのは、拙著[Utaro Notes]だけ。といっても過言ではない。これまで『洋酒天国』の中身を3年にわたって不定期で、40冊以上紹介してきた(ブログの“洋酒天国”カテゴ...
科学

助手をさがす―カプセル怪獣のこと

【円谷プロ『ウルトラセブン』】 我が音楽制作[Dodidn*]で音楽活動をやっていて、最近つくづく思った。助手(創作アシスタント)が一人欲しいと――。ついこのあいだ、古いテレビドラマで天知茂さん主演の江戸川乱歩・美女シリーズを観ていて、なる...
演劇

グーグス・ダーダ―知られざる円弧の演劇

【「果てとチーク」升味加耀・主宰挨拶】 初夏を感じる気持ちの良い晴天であった昨日の午後。東京・王子の花まる学習会王子小劇場にて、升味加耀主宰・脚本・演出による「果てとチーク」第二回公演 『グーグス・ダーダ なになにもなになにもない NO n...
映画

ゴジラというポリティカル・レガシー

【1954年版『ゴジラ』DVD】 去る8月28日、朝日新聞朝刊にゴジラが現れた。編集委員・曽我豪の「日曜に想う」の「ゴジラと保守 破壊と創造」の記事である。その頃熱狂的な評判となっていた映画『シン・ゴジラ』にあやかっての、ゴジラがテーマとな...
コンピューター

電算室での想い出―TK-80への考古学的哀愁

最近、PC-6001関連の本や資料を眺めていて、ふと古いコンピューターのことを二、三思い出したりした。 当ブログで以前書いた「ミニコンに萌え萌え」では、母校の工業高校の電算室で扱っていた、三菱電機の「MELCOM 70」らしきミニコンが懐か...
コンピューター

PC-6001で思い出すこと

【思い出がありすぎるPC-6001(2008年撮影)】 年内のいずれかの日に、PC-6001を処分することを決意した。 PC-6001とは、NECの8ビット・パーソナル・コンピューターのことである。私が小学生の頃に使っていた1台と、2002...
ゲーム

『ポートピア連続殺人事件』の時代

【1983年発売『ポートピア連続殺人事件』(エニックス)】 1983年、私が小学5年生の時、猛烈に夢中になったゲームがある。PC-6001版の『ポートピア連続殺人事件』(エニックス/作者・堀井雄二)である。このゲームの概要については、5年前...