地球空洞説はほんとうか?
テレビ
円を描く随想
【イラレで描いたルーローの三角形(中央部)】 先日、ある医院で新型コロナ(COVID-19)のワクチン接種をした際、看護師さんが私の左腕に貼り付けた絆創膏は、およそ1cm角の正方形に中央の丸い円の形をした不織布製パッドの付いたものであった。...
メーカーズマークのバーボン
【メーカーズマークは誉れ高いケンタッキー・ストレート・バーボン・ウイスキー】 酒を飲み交わす友がいるのなら、たぶんそれは生涯にわたって最高の友である。酒場で自分自身の本心をさらけ出す必要はなく、ひとときの時間を、優雅に共有しうる友がいること...
小栗康平の『映画を見る眼』
【講師・小栗康平監督によるNHK人間講座『映画を見る眼』のテクスト本】 小栗康平監督の映画『泥の河』(1981年、主演は田村高廣、藤田弓子、加賀まりこ、朝原靖貴)を私が初めて観たのは、中学生の時(1985年から87年の間)だったと記憶してい...
ネッシーと蘇格蘭とクレイモアの酒〈2〉
【スコットランドのスペイサイド蒸留所で造られたシングル・モルト「クラガンモア」】 前回からの続き――。クレイモア(CLAYMORE)のスコッチ・ウイスキーの美味さに引き摺られ、冒険心が駆り立てられて、その味の基調となるキーモルト、すなわちシ...
映画『第三の男』
【キャロル・リード監督『第三の男』4Kデジタル修復版DVD】 キャロル・リード(Carol Reed)という偉大なる監督の名も知らなかった中学生の頃、同監督の映画『邪魔者は殺せ』(じゃまものはけせ/“Odd Man Out”、1947年作品...
恐怖の心霊写真ふたたび
【静岡県掛川市の大庭さんの写真。昭和49年撮影】 いま、私自身の個人的な創作活動の中で、モチーフの一つとして、“オカルト”的な要素を必要とした経緯があり、その方面の文献資料をむさぼり読んでいる。そもそも“オカルト”(occult)とはどうい...
ヴイックス・ヴェポラッブの匂い
【カゼの緩和の軟膏剤であるヴイックス・ヴェポラッブの匂いとは?】 ある匂いと過去の記憶とが潜在的に結び付いている時、その匂いを嗅ぐと、不意に過去の記憶が呼び起こされる――という現象を、「プルースト現象」というらしい。フランスの小説家マルセル...
プレイバック―さらば洋酒天国、恋のソプリツァ
【琥珀色に輝くサントリーのトリス・クラシック】 我が愛しの“洋酒天国”――。どうやら去る時がやって来たようである。悔いはない。 サントリーのトリスを飲む。瑞々しく、琥珀色に輝く“TORYS CLASSIC”の、なんたる落ち着き払った佇まいよ...
家庭の医学―新赤本のこと
【“家庭の医学”という本は各種あれど、“新赤本”は保健同人社だけ】 昭和50年代初め、私がまだ幼少だった頃、団地住まい(当ブログ「ボクの団地生活」参照)の部屋の片隅で、真っ赤に染まった分厚い本を開いて眺めるのが、私は好きであった。それは、『...
『洋酒天国』―ジャズと日劇〈2〉
【在りし日の日劇の姿。『洋酒天国』第58号より】 壽屋(現サントリーホールディングス)PR誌『洋酒天国』(洋酒天国社)第58号は、昭和38年7月発行。熱っぽくルイ・アームストロングのジャズの話で盛り上がった前回からの続き。今回は日劇――。昭...