サントリー

飲み物

『洋酒天国』―南米の葡萄酒と罪と罰

【異例の再登板。『洋酒天国』第44号】  当ブログの2014年5月27日付でヨーテンの第44号を既に紹介している。「『洋酒天国』とペルノー」である。最近、懐かしくなってその第44号を手に取って読み返してみた。その中身の内容の充実さと比較して...
ビジネス

『洋酒天国』と温泉お風呂の話〈1〉

【『洋酒天国』第57号】  今宵はヨーテン、洋酒天国。  平素何事にも驚かず、世界の良からぬ事態にそわそわした素振りを見せない21世紀忠誠型タイプの学生、政治家、大富豪でも、昭和のこの“奇作・珍品・珍芸術”には唖然とするであろう。今宵はヨー...
文学

『洋酒天国』とバッカス礼讃〈2〉

【『洋酒天国』第50号】  前回に引き続き、『洋酒天国』第50号を紹介。  「東京ジェンヌ」のピンアップの裏は、「洋天ジョークス」。これもヨーテンの名物コーナーになっていて、柳原良平氏のアダルトなイラストと共に、そのエロティックなジョークで...
飲み物

『洋酒天国』とバッカス礼讃〈1〉

【『洋酒天国』第50号】  洋酒の壽屋(サントリー)のPR誌『洋酒天国』(洋酒天国社)を今月も紹介。昭和31年4月発行の創刊号から昭和39年2月の第61号まで、すべて紹介したいと私は意気揚々、今や当ブログではそのほとんどを網羅したかと自負す...
写真・カメラ

『洋酒天国』とアメリカの古い家

【『洋酒天国』第20号】  酒の善き友、壽屋(現サントリー)のPR誌“ヨーテン”。《女房は死んだ、おれは自由だ! これでしこたま飲めるというもの。 今までは一文無しで帰ってくると 奴の喚きが骨身にこたえた》というボードレールの「悪の華―人殺...
映画

『洋酒天国』と活動屋放談

【『洋酒天国』第56号】  三日三晩、ジョルジ・シフラが演奏するリストのピアノ曲「リゴレット・パラフレーズ」を聴いているのだけれど、記憶がない。導入部の演奏からいつも記憶が飛んでいる。スコッチのオールド・パー12年物のせいだ。これを飲んで音...
飲み物

『洋酒天国』と英国万歳

【『洋酒天国』第14号】  マイ・フェイバリット・コレクション『洋酒天国』のブログ登場もこれまでで35冊を数えた。『洋酒天国』はたいへん古い書物であり、ファンもそれなりに多いこともあって、集めるのには苦労する。我ながらよくぞここまで蒐集した...
飲み物

ぼうしと洋書の気儘な買い物を

【朝日新聞朝刊5月8日付、サントリーの広告より】  帽子でおしゃれするという感覚を、身につけていなかった。家族アルバムの中に眠っている自分の幼年期のスナップ写真には、帽子をかぶった姿がいくつかあって、無意識にかぶっていた、かぶらされていたの...
スポーツ

『洋酒天国』と野球が俺を呼んでいる

【『洋酒天国』第48号】  当ブログで数多く紹介している“ヨーテン”コレクション。かつての壽屋PR誌『洋酒天国』(洋酒天国社)の本。今回の昭和35年8月発行の第48号は、私にとって鬼門中の鬼門の号。何故なら…。  理由はしごく簡単。この号は...
飲み物

「白州」からドビュッシーへ

【私の好きなウイスキー「白州」】  暑さが幾分緩くなった夏の夜、微かに湿った肌の汗を拭き取り、夏の陰りを感じながら、私はシングルモルトウイスキー「白州」を口に含んだ。しばらくぶりの「白州」だった。  一瞬、瑞々しい森の香りがして喉を通り過ぎ...