ウォーアイニーと中国茶
ヒッピー
疫病レイブのこと
【『Sound & Recording Magazine』2020年11月号「Berlin Calling」】 ここ最近、好んで夜にレヴォン・ヴィンセントの『Levon Vincent』(2015年/Novel Sound)を聴いている。...
老人と子供のポルカ
【左卜全とひまわりキティーズが歌う「老人と子供のポルカ」】 所有していたヴァイナル(レコード盤)が、家中を探しても、どうしても見つからない。いま私は、EP盤の「老人と子供のポルカ」(ポリドール)を探している。 これを歌っているのは、俳優...
ガラパゴス宣言
自己主張をするにしても、音楽や映像、文筆などの創作活動を続けていくにしても、自身のインプット&アウトプットをめぐるモノとコトの「ガラパゴス化」は、避けられない自明となってきた。そういったことの決意表明をここでしたい。 「ガラパゴス化」の考...
『地下演劇』とミュージカル『ヘアー』
【編集人・寺山修司+芥正彦の演劇理論誌『地下演劇』第3号】 自宅の室内にて、溢れかえって高く積み上げられていた書籍群の底部から、ある一冊の本――これは以前、古書店で何の気なしに買った昭和のカルト雑誌――が掘り起こされ、それを開いてパラパラと...
よみがえる『洋酒天国』―ニューヨークの酒場
【新しく入手した『洋酒天国』第2号。表紙は柳原良平】 『洋酒天国』の第1号から第61号まで全号踏破し、昨年の11月、感極まって「プレイバック―さらば洋酒天国、恋のソプリツァ」を書いた。既に私の手元には、蒐集したこれらの冊子群は一切無い。―...
伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』とアバクロイズム
【昨今ではたいへん偽物が出回っているが、このアバクロのカタログは本物です】 伊丹十三氏の『ヨーロッパ退屈日記』(新潮文庫)との縁はまだ日が浅い。本来ならば、開高健氏の書物と同様、旅のお供に持参して、新幹線で京都へ向かう窓際にて読めば、いか...
昭和の「おむすび探偵団」のこと
【小学生時代に買った「おむすび探偵団」がひょっこり家の中から発見された】 古い歴史を持つマンカラ(mancala)のボードゲームについて見識を拡げようとしていた矢先――。 自宅の雑貨類を整頓している棚の奥から、ボードゲーム「おむすび探偵...
懐かしい「催眠術のカセットテープ」
【これが幻の「催眠術のカセットテープ」】 何もかもが捏造された流行に先導されていく現代の、そのグローバルな社会構造への警句として、カウンター・カルチャーのうねりが、かつてと比べてとても弱いと感じるのは、私だけだろうか。言うなれば、人が自律...
ダニー・ボイルがやらかした『ザ・ビーチ』
【ダニー・ボイル監督の映画『ザ・ビーチ』。主演はレオナルド・ディカプリオ】 挫折感を味わった挙げ句、将来の自分への可能性に絶望し、共感者や理解者が皆無――。そんなふうに私自身が、“独りよがり”な心持ちに打ち拉がれていた“2000年”のあの...
昭和レトロ探究―健康器具ミラクルミー
【昭和の健康器具「ミラクルミー」】 小学生の頃、コミック雑誌の広告から影響を受け、様々な通信教育やアイデア通販の玩具を注文したりしていたのが懐かしい。いわゆる昭和レトロスペクティヴの話題である。 昭和レトロ探究――。当ブログにおいては、...