人新世のパンツ論⑮―編集後記・レナウンのワンサカ娘
図書室
母校の図書室と小説『大地』のこと
イングランドの小さな町の教会に、シェイクスピア(William Shakespeare)の墓があって、どうも超然としておらず、その彼の彫像は威厳がなく平凡だ――という話を、何かの本で読んだ。ここからしばし、ある記憶について想像を巡らせたのだ...
江戸川乱歩から始まった私の小説旅
【大人になってから入手したポプラ社の「少年探偵」シリーズの本】 小学校時代、学校の図書室に入り浸って、江戸川乱歩の「少年探偵」シリーズをよく読んだり借りたりしていた――という話を、十数年前に書いた(「江戸川乱歩と図書室の話」)。その頃は、...
思い切って森鷗外を読んでみよう〈一〉
【「教科書の文章、理解できる?」朝日新聞デジタルより】 中高生が本を読まない、「読解力」が不足しているということが、昨今あちらこちらで聞かれる。どの程度?ということがよく分からなかったから、ふうーんってな具合で聞き流していた。しかし本当に...
孤独と神話【補遺】
【性教育本『ふしぎ!男の子のからだとこころ』】 学校でのあくまで個人的な経験としての、性教育について端的に触れてみたい。 まず一つめの関心は、昨今、外国での“過激な性教育”という言葉が聞かれるが、80年代半ば、我々の世代(学校)ではどん...
孤独と神話
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルが演奏する「ロンドンの小景」について書こうと思っていた。が、この稿ではそれを書かない。ただし、「ロンドンの小景」を聴くと、私は必ず、小学校時代のある友人を思い出す――。 * 小学校で同級生だった...
さらに図書室の話
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2010年10月12日付「さらに図書室の話」より)。 前回は小学校当時の図書室の話を書きました。 そこで『学習百科大事典アカデミア』の第10巻[国語](コーキ出版)で調べてみ...
江戸川乱歩と図書室の話
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2010年10月5日付「江戸川乱歩と図書室の話」より)。 一昨日、CS放送で『江戸川乱歩「吸血鬼」より 氷柱の美女』を鑑賞しました。 これはかつてテレビ朝日系列の「土曜ワイド...