EXPO’85回顧録・其の二

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2010年3月2日付「EXPO’85回顧録・其の二」より)。

 「EXPO’85回顧録・其の一」からの続き。

 “しおり”の中の班編成と係分担。6人で1グループとなり、班長、副班長、保健係、記録係、生活係、時計係とそれぞれが担当するようになっています。直筆を見ると、私自身は「保健係」になっていました。

 ある意味、きめ細かいと言えばきめ細かい係分担ですが、副班長の役割とか生活係、時計係の役割とはなんでしょうか。
 一人でできる…。
 と言ってしまえば身も蓋もない話ですが、そこは中学教育ならではの、集団行動の学習のためのものです。
 見学コースの書き込みでは、以下のようになっていました。
①みどり館(所要時間:45分、見どころ:バイオ星の旅)

②サントリー館(所要時間:40分、見どころ:世界最大スクリーン)

③電力館(所要時間:30分、見どころ:エレクトロガリバー)

④TDKふしぎパビリオン(所要時間47分、見どころ:アニマルシンフォニー)

ダイエー館(所要時間20分、見どころ:くつろぎの場)
 私のグループの計画としては、人気の高い「電力館」をメインとし、他は時間のある限り見て回るといった方針で、会場と同時に一目散に「電力館」に向かうはずだったのですが、実際は、会場に着いた途端、その会場の雰囲気と人混みに圧倒され、バスターミナルから一番近かった「ダイエー館」を先に見学してしまいました。
 その後はみどり館を見学。そしてサントリー館(燦鳥館)は確か人が多すぎて入れず、TDKふしぎパビリオンに入った記憶も薄い。無論、メインディッシュのはずの「電力館」見学は、実現できなかったと記憶しています。
 出発当日を迎えるまでの、ホームルームでの“しおり”を活用したグループ編成と書き込み。どこを見学するかを討議したグループ会議。学年集会での見学における注意事項など。
 結局のところ、私にとっては、“行く前”がワクワクドキドキして楽しく、リュックにおやつや雨具を買い揃えて準備し、当日を待つ喜びの方が大きかったというわけです。
 さて、中学1年生を終える春、学級では1年の思い出を綴る文集を作成しました。当時としてはまだ目新しかった、担任が渾身を込めて作ったワープロ文集でした。
 私がその時書いた作文を、最後に載せておきましょう!
【中学1年時の作文】

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