人新世のパンツ論⑬―腰パンとステテコの話
ミュージアム
麗しき奏楽堂
【奏楽堂の入口】 漱石の『野分』で二人の青年・中野君と高柳君が慈善音楽会へ訪れる場面がある。それが東京音楽学校(東京藝術大学音楽学部の前身)の奏楽堂である。 私は今、旧東京音楽学校奏楽堂の小冊子を見て、その沿革について関心を抱いた。明治...
柿とタラチネのこと
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年10月12日付「柿とタラチネのこと」より)。 【野口英世記念館の庭にて】 岩波PR誌『図書』9月号より、俳人・坪内稔典著[柿への旅]「青柿のころ」散読。 久米三汀の...
イラストの中の近未来
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年10月11日付「イラストの中の近未来」より)。 “科学万博―つくば'85”というのは日本語による一般表記で、正式名称は“国際科学技術博覧会”。これは国際博覧会条約に基...
理と思想について
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年9月22日付「理と思想について」より)。 昨日の午後――。楽曲「ママのそばで」のために鍵盤に向かうこと3時間。ある瞬間から、自分がどれだけ集中しているかも気づかぬほど...
巧妙なるリバーサル
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年9月21日付「巧妙なるリバーサル」より)。 「Pro Tools 9」導入に伴う“自宅スタジオリニューアル”を数ヶ月計画で行っていた([Dodidn*]実験コーナー参...
八角の塔の花火
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年9月7日付「八角の塔の花火」より)。 特別展で展示されていた乾板写真群の中には、1901年(明治34年)に東京帝大の北京城調査団に同行した、写真技師・小川一眞の写真が...
孫文にまつわる人たち
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年9月6日付「孫文にまつわる人たち」より)。 先週訪れた国博の特別展「孫文と梅屋庄吉―100年前の中国と日本」。 それまで私の中では、孫文と言えば辛亥革命、夏目漱石と...
カレーライスという欲望
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年8月31日付「カレーライスという欲望」より)。 昨日は上野・国博の特別展「孫文と梅屋庄吉―100年前の中国と日本」と、夢の島公園にある「東京都立第五福竜丸展示館」を観...
原爆ドーム
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年8月7日付「原爆ドーム」より)。 【原爆ドーム(旧産業奨励館)】 昨日は、原爆投下から66年目を迎えた8.6ヒロシマ原爆の日。 奇しくも――というより自ずと必然的に...
都営大江戸線―地下鉄のこと
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2011年7月20日付「都営大江戸線―地下鉄のこと」より)。 父親に連れられて東京を散歩し、日本橋の二丁目辺りで撮られた写真が、家族アルバムの中に眠っていた。背景はという...