ヘルマン・ヘッセと中学国語教科書〈2〉
漱石の『草枕』
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2008年2月12日付「漱石の『草枕』」より)。 『草枕』読了。漱石初期の小品で、何気ない自然の描写が冴えている。修辞の手本になった。「羊羹」の描写と含蓄が漱石らしく頗るい...
ドルジェル伯の舞踏会
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2007年9月15日付「ドルジェル伯の舞踏会」より)。 2007年8月10日、三島由紀夫の短篇集『裸体と衣裳』(新潮文庫)の中の諸作品を読み終える。「ドルジェル伯の舞踏会」...
ニルヴァーナ『In Utero』
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2007年8月15日付「ニルヴァーナ『In Utero』」より)。 ニルヴァーナ『In Utero』を鑑賞。――このアルバムの演奏を聴くまでの数日間、カート・コバーンの人物...
山田かまち「17歳のポケット」を読んで
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2007年2月17日付「山田かまち『17歳のポケット』を読んで」より)。 山田かまちは随分と前に死んでいる。 しかし作品は、まるで今日の様を見ているかのように、力強く生きて...
門司港を歩く
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2005年6月23日付「門司港を歩く」より)。 JR小倉駅から鹿児島本線で15分ほど行くと、JR門司港駅がある。 門司港を散策して思ったこと、感じたこと。 それは、本当に子...
蔵書森―松本清張と恩師を知る旅
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2005年5月26日付「蔵書森―松本清張と恩師を知る旅」より)。 1.旅行く前の余波 学校法人・千代田学園の大まかな沿革はこうである。 1957年、その母体である「千代...
鉄道について考える―JR福知山線脱線事故から
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2005年5月26日付「鉄道について考える―JR福知山線脱線事故から」より)。観客を楽しませる術と作法の問題 鉄道という乗り物を「映画」に見立てる。 人や物を輸送する映画、...
愛・地球博―ヨルダン館
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2005年4月8日付「愛・地球博―ヨルダン館」より)。【浮遊する海】死海は死すのか? ヨルダン館での「沈まない」体験。イスラムの国、ヨルダン・ハシミテ王国の死海は、危機に瀕...
愛・地球博―スペイン館とフランス館
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2005年4月8日付「愛・地球博―スペイン館とフランス館」より)。【破壊される地球を憂う】スペイン館 写真にあるカラフルな六角形のブロックは、陶器製で「セロシア」という。建...
「私」の愛・地球博
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2005年4月8日付「『私』の愛・地球博」より)。【2005年という時代を反映して】《開会式》に関する箇条書き 2005年3月24日、木曜日午後、『愛・地球博』の開会式をN...