サントリー

書籍

『洋酒天国』とパリの裏通り

【『洋酒天国』第18号】  近頃私はさらに活気づいて“ヨーテン”すなわち『洋酒天国』を読み漁っている。  この本に出会えてありがたい。酒の嗜み方の手引きというだけではなく、壽屋のPR誌的な枠を超えた、あらゆる人文学へのパイプ役となっている。...
美術

『洋酒天国』と律儀な真鍋氏

【『洋酒天国』第41号】  いきなりでなんだが、まずは『洋酒天国』の「三行案内」。 《瑞典製スポーツ車サーブ92急譲五人乗銀緑新、機械快調車検35年2月12万電話静岡②XXXX木崎》  いつもながらこの「三行案内」の切り詰め言葉に感心する。...
文学

『洋酒天国』とショート・ショート

【『洋酒天国』第39号】  小雨のぱらつく夜更け、酒を呑みながら小冊子『洋酒天国』(洋酒天国社)を読み耽る。今宵は、昭和34年9月発行の第39号を手に取った。    昭和34年にヒットした歌謡曲と言えば、ペギー葉山さんの「南国土佐を後にして...
飲み物

『洋酒天国』とバーボンの話

【『洋酒天国』第29号】  花散らしの風とはよく言ったもので、もうすっかり暖かくなった昼下がり、桜並木のたもとで桜が散り、自動車が通るたびにさらに散った花びらが舞う、という中を、顔に花びらを当てながらのんきに通り過ぎたりして、誠にこの時期は...