サントリー

美術

『洋酒天国』と律儀な真鍋氏

【『洋酒天国』第41号】 いきなりでなんだが、まずは『洋酒天国』の「三行案内」。《瑞典製スポーツ車サーブ92急譲五人乗銀緑新、機械快調車検35年2月12万電話静岡②XXXX木崎》 いつもながらこの「三行案内」の切り詰め言葉に感心する。“瑞典...
飲み物

『洋酒天国』とまむし酒の話

【『洋酒天国』第31号】 師走に近づいた。周辺では比較的穏やかな日和が続いて、寒さはそれほどでもない。冬の本番はこれからのようである。  壽屋PR誌『洋酒天国』の第31号(洋酒天国社・昭和33年11月発行)。第31号はこの年の最後の号である...
文学

『洋酒天国』とショート・ショート

【『洋酒天国』第39号】 小雨のぱらつく夜更け、酒を呑みながら小冊子『洋酒天国』(洋酒天国社)を読み耽る。今宵は、昭和34年9月発行の第39号を手に取った。  昭和34年にヒットした歌謡曲と言えば、ペギー葉山さんの「南国土佐を後にして」。私...
テレビ

『洋酒天国』とテレヴィジョン

【『洋酒天国』第35号】 『洋酒天国』(洋酒天国社)第35号(昭和34年4月発行)は、テレヴィジョン特集号である。表紙は、その当時の白黒テレビに野球中継の画。背景の球場(後楽園球場?)の広告には、大きな字の“トリスウイスキー”。言うまでもな...
飲み物

『洋酒天国』とバーボンの話

【『洋酒天国』第29号】 花散らしの風とはよく言ったもので、もうすっかり暖かくなった昼下がり、桜並木のたもとで桜が散り、自動車が通るたびにさらに散った花びらが舞う、という中を、顔に花びらを当てながらのんきに通り過ぎたりして、誠にこの時期はう...
飲み物

『洋酒天国』とステレオの話

【『洋酒天国』第40号】 好きな酒は日本酒とウイスキー。ウイスキーなら“JACK DANIEL'S”のブラック。ほとんどオン・ザ・ロックである。酒の肴は魚でも肉でも野菜でも何でもいいが、カマンベールのチーズか瓶詰めのオリーブがあれば尚良い。...
飲み物

『洋酒天国』と樽の話

Barrelすなわち「樽」(たる)について書いてみる。  その前に少し脱線するが、樽で思い出すのは、タカラトミーの大ヒット玩具、「黒ひげ危機一発」だ。  これは子供の頃、おもちゃ屋で買ってきてよく遊んだ。単純に思い出すのは、複数人で順番に短...
書籍

開高健と『洋酒天国』

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年7月12日付「開高健と『洋酒天国』」より)。 【私が蒐集した小冊子『洋酒天国』】 私の好きな作家の一人、開高健氏が昭和30年代に発行し続けた『洋酒天国』という小冊子。こ...
美術

赤玉ポートワイン

※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2004年9月2日付「赤玉ポートワイン」より)。 【百科辞典に載っていた「赤玉ポートワイン」の広告】 ポスター広告『赤玉ポートワイン』は、特有の臭気を放ちながら迫ってくる作...