サンレコ

コンピューター

レイ・ハラカミと作る音楽の思考

【レイ・ハラカミ氏とその制作システム】 コンピューターでプログラミングした音、音響、音楽。放たれたそれぞれの音が無機質に響き合い、ポリ・リズムの記憶となり、旋律となって、いわゆる音楽として味わう身体の《冷たい》感覚。若い世代には何のためらい...
文学

架構の空間

先日、何気なく手に取った『學鐙』(2012年春号・丸善出版)の中の、隈研吾著「不便な建築」を読んだ。“便利な機械”はあるが“便利な建築”というものはない、という書き出しで始まって、建築家ル・コルビュジエの“住宅は住むための機械である”という...
音楽

ダブリンとU2

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年11月8日付「ダブリンとU2」より)。  リットー・ミュージック社の月刊誌『SOUND&RECORDING MAGAZINE』の“1987年5月号”が私にとってバイブル...
学校

ノイマン製マイクへの憧憬

※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2011年10月11日付「ノイマン製マイクへの憧憬」より)。 その頃――そもそも音楽スタジオにおける卓(ミキシング・コンソール)などというものは、まさにスタジオにのみ存在す...
書籍

巧妙なるリバーサル

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年9月21日付「巧妙なるリバーサル」より)。  「Pro Tools 9」導入に伴う“自宅スタジオリニューアル”を数ヶ月計画で行っていた([Dodidn*]実験コーナー参...
音楽

「明日の燈を」余話

オーディションの悪夢 私が20代半ばであった1998年春のこと。その年のミュージック・オーディションとして催された“AXIAオーディション”に応募するため、この曲を作詞・作曲した。サウンド&レコーディング業界ではそのオーディションはメジャー...