我がツイッター時代のツイートより―『岸辺のアルバム』編
スコッチウイスキー
アイラ島憧憬―スコッチの源流
【アイラのシングル・モルト・ウイスキー「ボウモア」12年もの】 旅そのものが敬遠され、その土地の文化の探訪や散策の醍醐味が失われる過渡期に今、差し掛かっているのかも知れない。危機的な状況ではある。いわゆるコロナ禍(COVID-19のパンデ...
ネッシーと蘇格蘭とクレイモアの酒〈2〉
【スコットランドのスペイサイド蒸留所で造られたシングル・モルト「クラガンモア」】 前回からの続き――。クレイモア(CLAYMORE)のスコッチ・ウイスキーの美味さに引き摺られ、冒険心が駆り立てられて、その味の基調となるキーモルト、すなわち...
ネッシーと蘇格蘭とクレイモアの酒〈1〉
【私のお気に入りのスコッチ・ウイスキー「クレイモア」】 湿った原野の如く懐かしい匂いを放つ、濃密な二つのアイテム――ある音楽と酒――に、私はいま翻弄され、愛しさの歓喜に満たされている。ロスで活動しているビートメイカー、ライオンミルクのアル...
プレイバック―さらば洋酒天国、恋のソプリツァ
【琥珀色に輝くサントリーのトリス・クラシック】 我が愛しの“洋酒天国”――。どうやら去る時がやって来たようである。悔いはない。 サントリーのトリスを飲む。瑞々しく、琥珀色に輝く“TORYS CLASSIC”の、なんたる落ち着き払った佇ま...
『洋酒天国』―ジャズと日劇〈1〉
【まったく入手するのに困難を極めた『洋酒天国』第58号】 この頃はスコッチのブレンデッドの「CLAYMORE」(クレイモア)をちびちび飲んでいたりするのだが、これがなかなか濃くて美味い。雑然とした日常の煩悩を一気に忘れさせてくれるような親...
幻の『洋酒天国』創刊号ついに登場
【これが幻の『洋酒天国』第1号】 振り返れば当ブログでは、2011年の7月、「開高健と『洋酒天国』」と題し、初めて“ヨーテン”すなわち『洋酒天国』の“冊子を並べた写真”を掲載してそれを紹介している。それ以後より一冊一冊、順不同で“ヨーテン...
ウイスキーとアイリッシュと村上春樹
【アイリッシュのタラモア・デューと向き合い束の間の休息】 私がウイスキーの酒を好んでいるのを、このブログで何度も書き綴ってきている。枚挙に暇がないくらい。そうして過去に記録してきた箇所を拾い読みし、掻い摘まむと、なんと8年前まではまだ、ア...
酒と女と『洋酒天国』
【壽屋PR誌『洋酒天国』第4号】 今年に入って時折、シェリー酒なんていうのを飲んだけれど、その他はほぼ確実に、毎夜、ウイスキー一辺倒である。スコッチとアイリッシュである。スコッチは、シングルモルトのグレンリヴェットが美味かったし、いま飲み...
八十頁世界一周の『洋酒天国』
【『洋酒天国』第52号】 壽屋(現サントリー)PR誌『洋酒天国』(洋酒天国社)第52号は昭和36年10月発行。前号の第51号は古今東西の“酒を飲むシーン”に言及した名画特集だったのに対し、今号第52号はなんと、“酒飲み”世界一周旅行。編集...
市民の生き方をリノベーションする
【8月27日付朝日新聞朝刊より】 家事に一息ついて飲むウイスキーが美味い。風呂上がりなら尚のこと。つい昨夜、この数ヵ月間ちびりちびりと嗜んでいたスコッチ・ウイスキーのラフロイ...