科学万博のダイエー館―13歳への未来
スコッチウイスキー
ラフロイグのスコッチ
【ラフロイグの10年物】 とある英字新聞で、“like a dog with a bone”という慣用句を知った。根気強い、粘り強い、という意。その新聞では、ある映画を紹介していて、“like a dog with a bone”はその映...
『洋酒天国』と活動屋放談
【『洋酒天国』第56号】 三日三晩、ジョルジ・シフラが演奏するリストのピアノ曲「リゴレット・パラフレーズ」を聴いているのだけれど、記憶がない。導入部の演奏からいつも記憶が飛んでいる。スコッチのオールド・パー12年物のせいだ。これを飲んで音...
『洋酒天国』と歓楽の果てに
【『洋酒天国』第53号】 私事で恐縮だが、「二日酔い」という経験が乏しい。翌日まで「二日酔い」になるほど、酒を飲まない。悪酔いはあまりしない。だから「二日酔い」の経験について何か書こうと思ったのだけれど、どうも自分の身の話になってくれない...
牧野本を読む
【『牧野富太郎 なぜ花は匂うか』(平凡社)】 最近、牧野本(牧野富太郎の本)に触発されて、つい手を出してしまったことが2つある。一つは、庭にザクロの木を植えたこと(本当はアケビの木を植えたかったがホーム・センターに無かったので、ザクロかイ...
『洋酒天国』と英国万歳
【『洋酒天国』第14号】 マイ・フェイバリット・コレクション『洋酒天国』のブログ登場もこれまでで35冊を数えた。『洋酒天国』はたいへん古い書物であり、ファンもそれなりに多いこともあって、集めるのには苦労する。我ながらよくぞここまで蒐集した...
『洋酒天国』とカルメン
【『洋酒天国』第5号】 もう私は圧倒的にウイスキー党だ。サントリー派(私はこれを燦鳥派と書きたい)。アメリカ産の銘酒。そしてスコッチとアイリッシュ。アイリッシュのまろやかさには正直参る。 ところがどうして、ちょっと暑さを感じればビール、...
『洋酒天国』とニューヨークのバレエ団
【『洋酒天国』第23-24号】 《夕飯の前には一杯のシェリイを、夕飯の後ではポートワインを、夜の十一時にはウィスキーを飲む練習をしたまえ。もし君が水ばかり飲んでいたら、いつまでたっても彼等から敬意を払われないだろう。 アンドレ・モーロワ イ...
『洋酒天国』とウイスキー考
【『洋酒天国』第33号】 私はウイスキーが好きである。この「ウイスキーが好き」ということに思慮を深めてみたい。 どうもそれは、『洋酒天国』を読み出してから始まったと言うしかなく、20代の頃はビールを嗜んだがそれも「好き」というほどではな...
『洋酒天国』とパリの裏通り
【『洋酒天国』第18号】 近頃私はさらに活気づいて“ヨーテン”すなわち『洋酒天国』を読み漁っている。 この本に出会えてありがたい。酒の嗜み方の手引きというだけではなく、壽屋のPR誌的な枠を超えた、あらゆる人文学へのパイプ役となっている。...
『洋酒天国』とバーボンの話
【『洋酒天国』第29号】 花散らしの風とはよく言ったもので、もうすっかり暖かくなった昼下がり、桜並木のたもとで桜が散り、自動車が通るたびにさらに散った花びらが舞う、という中を、顔に花びらを当てながらのんきに通り過ぎたりして、誠にこの時期は...