スコットランド

飲み物

『洋酒天国』とバーボンの話

【『洋酒天国』第29号】 花散らしの風とはよく言ったもので、もうすっかり暖かくなった昼下がり、桜並木のたもとで桜が散り、自動車が通るたびにさらに散った花びらが舞う、という中を、顔に花びらを当てながらのんきに通り過ぎたりして、誠にこの時期はう...
文学

再び『愛蘭土紀行』

幼少の頃よく聴いていたクラシック・レコードのジャケットやら解説のたぐいの写真などで、ロンドンを行進する軍楽隊の、その赤色と黒色の調和の取れた服装であるとか、別の写真におけるパリかどこかの街の、とある市民がフランスパンをハトロンの紙袋に包んで...
演劇

スティーブンからの連関

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年11月01日付「スティーブンからの連関」より)。  “遅読”もここに極まれり――。ジョイスの『若い藝術家の肖像』。第五章のところでふらふらと文章を行ったり来たり読み返し...
科学

生後3年間の原初のこと

※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2003年12月9日付「生後3年間の原初のこと」より)。  スコットランドのコートニー・オグラディの調査によると、生後3年間の人間の赤ん坊に、どんな刺激を五感に与えるかで、...