『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』におけるジャバ様のこと
ピュービックヘア
人新世のパンツ論⑰―特別編II・フンドシと森鷗外の『ヰタ・セクスアリス』
【わたくし、鷗外さんとはあまり縁が無いと思っていたが…】 「人新世のパンツ論⑭―最終回・愛しきフンドシは二度ベルを鳴らす」では、かつてフンドシが、「日本民族」の「精神的支柱」だった云々をテーマにした。そこでは、私自身が穿いた“フンドシ風”...
伴田良輔『眼の楽園』―モーテルという享楽
【またもや登場。伴田良輔著『眼の楽園』】 人々の内に秘めた猥雑さを剥ぎ取ってしまったもの、それがパンデミックのコロナ禍(COVID-19)だ。コロナ禍が、あらゆる想念の《旅愁》すら消し去ってしまった。 それを取り戻すのに、およそどれだけの...
人新世のパンツ論⑩―日本人の羞恥心とパンツの謀略
【アメリカの元プロ野球選手グレイディ・サイズモアさんを私は間違えて…】 「なにやら新しいブレンデッドのスコッチ・ウイスキーが出たらしいよ」 琥珀色の飲み物を厳かに嗜みながら、自慢気に私はそう口走った矢先、それが間違いだと気づいて狼狽した。 ...
人新世のパンツ論⑦―ラグジュアリーなランジェリー
【伴田良輔著『UNDER WEARS』よりJeanloup Sieffのフォト作品】 黒のレース地に驕奢な蔓草模様がふちどられたランジェリーへの夢は、肉体を艷やかに彩り、昼夜の境界なく当て所もない愛と欲望の路地裏に彷徨うだろう。下着とは、...
五味彬の『YELLOWS Americans 1.0』
【五味彬『YELLOWS Americans 1.0』】 90年代に一世風靡したヌード写真集の伝説的至宝、写真家・五味彬氏の“YELLOWS”シリーズについて永らく追い続け、前回は中国人女性版『YELLOWS 3.0 China』を取り上...
五味彬の『YELLOWS 3.0 China』
【五味彬『YELLOWS 3.0 China』文庫版】 当ブログでは、写真家・五味彬氏の“YELLOWS”シリーズをゆるゆると解説したりしている。前回は3年前の7月の「Yellows MENのCD-ROMのこと〈一〉」まで遡らなければなら...
ローリー・シモンズの水中バレエ
【水中に浮遊する人形。ローリー・シモンズの『ウォーター・バレエ』より】 “フェティシズムの化身”たる文筆家・伴田良輔氏の名著『奇妙な本棚』(芸文社/1993年初版)は、私の密やかな愛読書である。この本の中で、写真家ローリー・シモンズ(La...
陳平さんのエロい『ユーモア・センス入門』
【ついに手にしてしまった野末陳平著『ユーモア・センス入門 学校職場・家庭を笑わそう』】 その頃私は初代タイガーマスク(佐山聡)の大ファンで、新日本プロレスの試合を中継するテレビ番組「ワールドプロレスリング」(テレビ朝日系列)を毎週欠かさず...
茶目っ気たっぷり午後の紅茶の安息日
【「イングリッシュ・ブレックファスト」のなんとも言えない美しい紅色】 休日に温かいアフタヌーン・ティーが飲みたくなって、買っておいたアーマッドティーの「イングリッシュ・ブレックファスト」(AHMAD TEA English Breakfa...
Yellows MENのCD-ROMのこと〈二〉
【五味彬“Yellows MEN”のCD-ROM版】 〈一〉からの続き。 当時(1994年頃)のMacintoshのメディア系アプリであるQuickTime 2.0について、ほんの少し触れておく。ヴァージョン2.0では、データの読み込み...