嵐の活動休止宣言―3つのカウントダウンという大翼
舞踏
サシャ・ヴァルツのnoBody
【サシャ・ヴァルツの公演DVD『noBody』】 ベルリンの女性アーティスト、サシャ・ヴァルツ(Sasha Waltz)とそのグループのダンス公演。サシャ・ヴァルツの三部作に括られる『noBody』(2002年)をDVDで鑑賞した。公演会...
暗黒舞踏と土方巽
【中谷忠雄写真集『土方巽の舞踏世界』】 1990年代前半、私がまだ20代で演劇に携わっていた頃、役者の基礎稽古やワークショップとして、発声や「マイム」(パントマイム、黙劇)というのは当たり前のように取り入れられていた。「マイム」ではあまり...
石内都―Infinity∞
【写真集『石内都 Infinity∞ 身体のゆくえ』】 私がトノ・スタノの作品が観たく、『暗がりのあかり チェコ写真の現在展』が催された東京・銀座の資生堂ギャラリーへ訪れたのは、もう6年も前のこと。それは2010年8月であった(当ブログ「...
大駱駝艦―白馬の舞踏
【DVD『裸の夏 The Naked Summer』】 舞踏家・麿赤兒率いる舞踏カンパニー大駱駝艦の合宿ドキュメンタリー映画をDVDで観た。タイトルは『裸の夏 The Naked Summer』である。 このDVDのパッケージがとて...
舞踏そしてアラーキーの「顔」論
【荒木経惟著『いい顔してる人』(PHP研究所)】 先週の当ブログ「写真集『nude of J.』」の中で、写真家スペンサー・チュニック(Spencer Tunick)の「老若男女の大集団全裸」パフォーマンスについて僅かに言葉をかすめている...
写真集『nude of J.』
【1991年の写真集『nude of J.』】 個人的にここ数年、“舞踏”(BUTOH)というジャンルに寄りかかり、その身体表現の世界をメディアを通じてあれこれ知るようになると、希に興味深いものを見ることがある。「演者の女性たちが屋外で全...
サシャ・ヴァルツのS
【サシャ・ヴァルツの公演作品DVD『S』】 当ブログ「サシャ・ヴァルツの舞踏的世界へ」の続き。ベルリンの女性アーティスト、サシャ・ヴァルツ(Sasha Waltz)とそのグループにおけるインスタレーション及びダンス公演について。 今回は...
サシャ・ヴァルツの舞踏的世界へ
【サシャ・ヴァルツの『Körper』】 私の《演劇》への嗜好の意識は、若い頃の熱意からは考えられぬほど乖離していき、今となっては《演劇》でありながら《演劇》でないもの――に傾注模索しつつある。 《舞踏》である。私は意識の中で《演劇》を粉...
舞踏への興味、その嗅覚
【2015年1月28日付朝日新聞朝刊】 私はどうも生まれた時からの資質として、一般的に“理解しがたい”ものや事象に、本能的に加担してしまったり、引き寄せられてしまう傾向があるらしい。誰も見ていなかったり、見ようとしないものに対して、私は逆...
『アイズ ワイド シャット』のこと
【キューブリック監督の映画『アイズ ワイド シャット』】 スタンリー・キューブリック監督の1998年遺作映画『アイズ ワイド シャット』(「EYES WIDE SHUT」)を、最初に私がどこで、どのようにして鑑賞したのか、思い出そうとして...