金田一耕助

映画

映画『犬神家の一族』の美と愛

【1976年公開の映画『犬神家の一族』の広告】 ふと、感慨に耽る。私にとって映画を観ることとは、いったいどんな意味があるのか。 それは、最たる嗜好品(=materials)とのふれあいであり、寵愛の対象であり、幻影なるものへのフェティシズム...
文学

漱石のこと〈二〉

私が高校時代に新潮文庫の『こころ』(原題『こゝろ』)を買い、その後、ますます漱石文学に夢中になり、同じく新潮文庫の『文鳥・夢十夜』だの『門』だのを読み始めた経緯には、やはり底辺に《明治》に対する漠然とした関心が強くあったからだろう。特にその...
ミュージアム

国博特別展『写楽』

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年5月26日付「国博特別展『写楽』」より)。 【東博『写楽』】 昨日は良く晴れた1日で上野公園を散策。早速国博のパスポートを使い、東京国立博物館特別展『写楽』を観覧しまし...