※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2010年5月6日付「ある光景」より)。
茨城空港の送迎デッキ |
今日は茨城空港へ行ってきました。早朝は曇り空だったのが出発前には太陽が顔を出して真夏日に。クルマの中で暑い!暑い!と思いながらも走り続け、エアコンのスイッチが“暖房”になっていたことに気づくまで、数キロの距離を走っていたのです。
茨城空港の存続の是非はともかく、違った意味で少々混雑していました。無論、それは話題となった空港を見てみようと思った人の混雑。ここから空へ旅立つトラベラーは一握りであり、それ以外はすべて見物客なのです。
送迎デッキでの写真。ソウルからのアシアナ航空便が30分遅れで滑走路に着陸した午後12時半、見物人達がこの一飛行機に向ける様々な刮目の度合いというのは、成田や羽田の送迎デッキでは決して再現されない、異様と言っていいほどのものでした。それも歓声を上げての昂奮というものではない、寡黙な、熱を帯びた集中的な視線。
私は飛行機マニアではないので、飛行機の離発着よりも、観衆の動向の方に興味がいってしまったのですが、存亡をかけた茨城空港の今後の発展の情勢と共に、この光景も徐々に変わっていくだろうと思います。
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