人新世のパンツ論③―紫から白のブリーフ呪縛へ
食べ物
『洋酒天国』とステレオの話
【『洋酒天国』第40号】 好きな酒は日本酒とウイスキー。ウイスキーなら“JACK DANIEL'S”のブラック。ほとんどオン・ザ・ロックである。酒の肴は魚でも肉でも野菜でも何でもいいが、カマンベールのチーズか瓶詰めのオリーブがあれば尚良い...
ピーティーファンさん
【新潮文庫版『開口閉口』】 8年前、とある雑誌の特集がきっかけで、それまであまりよく知らなかった開高健氏の人柄と文学に興味を抱き、『ロマネ・コンティ・一九三五年』(文春文庫)を読んだ。短篇にして圧倒された。それから同じ頃、彼のエッセイ集『...
昆虫採集セット
私が通った小学校の通学圏には、子供相手の駄菓子屋やら雑貨商店が6軒ほど点在していた。駄菓子屋は明らかに駄菓子屋であって分かり易いが、昔風の雑貨商店というのは最近とんと見かけなくなってしまって、若い人には説明しなければいけないかも知れない。 ...
植物採集のこと〈二〉
先月、ホームページ上のMessage欄(毎月1回更新)に以下の文章を掲載した。 《「蓬生」(よもぎう)という言葉があります。蓬などが生い茂って荒れ果てた土地のこと。子供の頃はそうした蓬生でいろいろな遊びをしました。 まるで草餅を作るかの如...
ローソクを食べる
【読み耽った『科学マジック入門』】 懐かしい小学館の“入門百科シリーズ”で、『科学マジック入門』(岡田康彦著・昭和53年初版)というのがあった。思い出せば、小学生の頃に夢中になって読んだ本である。 小学2年生の頃だったか、“お楽しみ会”...
チェリャビンスクの町を襲った隕石
怖いイラストに怯えながら読んだ『宇宙と星のふしぎ』 昭和50年代、小学生の頃に通い詰めた書店の児童書のコーナーには、あるいくつかのシリーズ本で埋め尽くされていた。学研の図鑑シリーズや小学館の学習百科図鑑シリーズ。他にも小学館コロタン文庫シ...
中国茶とスイーツの主人
インターネットのウェブサイトを通じて、私がこの10年の間に、“雑学”的な読み物として多大な影響と共感を得ていたある一つの個人サイト、があった。そのサイト名とオーナー(男性)の氏名はここでは伏せておく。尤もそのサイトは現在抹消されていて、オー...
ラムの酩酊とロウソクの火
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年12月31日付「ラムの酩酊とロウソクの火」より)。 【大晦日、ロウソクに火を灯す】 大晦日とは言え、あと数時間で年を越してしまう今、今年を振り返っても仕方がないので、...
仮寓の人
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年10月18日付「仮寓の人」より)。 鍋の季節。 大手スーパーの食品売り場に行くと、鍋汁のレトルトパック商品が棚いっぱいに陳列されていて、種類も豊富。毎日鍋料理でも飽...
イラストの中の近未来
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年10月11日付「イラストの中の近未来」より)。 “科学万博―つくば'85”というのは日本語による一般表記で、正式名称は“国際科学技術博覧会”。これは国際博覧会条約に基...