樋口可南子と篠山紀信
オカルト
ベストセラー本『HOW TO SEX』への回帰
【奈良林祥著『HOW TO SEX 性についての方法』(KKベストセラーズ)】 お待ちかね、前稿の「家庭の医学―新赤本のこと」でも触れた、1971年初版の奈良林祥著『HOW TO SEX 性についての方法』(KKベストセラーズ)について―...
キューブリックの『シャイニング』
【スタンリー・キューブリックの映画『シャイニング』】 何故私はスタンリー・キューブリックの映画を好んで見続けるのかと言えば、そこに彼の最高傑作と思える遺作『アイズ ワイド シャット』があり、『2001年宇宙の旅』という壮大な哲学的オデッセ...
心霊写真のときめき
【中岡俊哉の『恐怖の心霊写真集』】 《恐怖の心霊写真集 中岡俊哉編著―日本、初の怪奇異色写真集》 《霊魂は果たして存在するのか? 人類永遠の謎に、いま 三次元のメカニックが挑戦する 現代科学では解明不能な 世にも不思議な世界がここにある》 ...
舞踏への興味、その嗅覚
【2015年1月28日付朝日新聞朝刊】 私はどうも生まれた時からの資質として、一般的に“理解しがたい”ものや事象に、本能的に加担してしまったり、引き寄せられてしまう傾向があるらしい。誰も見ていなかったり、見ようとしないものに対して、私は逆...
真夏の邂逅―劇団ゆらじしゃく
【南池袋のシアターグリーン会場】 それは私の空耳であったか、夢の囁きであったか、はたまた幻覚幻聴のたぐいであったか、とにかく2015年のある日のこと、ある“若い劇団”がアーサー・ミラーの「セールスマンの死」をやるというので、嘘だろうとまっ...
拝啓心霊写真様
【有名な心霊写真その1】 私がまだ小学校へ上がらない頃のことだから、1970年代後半の古い話なのだが、幼少だった私はある心霊写真というものを見て、その怖さのあまり、夜な夜な一人で居られなくなるような思いをしたことがあった。それは2つの有名...
恐怖を煽った『エスパー入門』
最近制作した実験曲「Sammy and Ella」の解説を書くため、中岡俊哉著『ふしぎ人間 エスパー入門』を文献とした。「Sammy and Ella」の曲想はウィジャボードによる“自動書記”(オートマティック・ライティング)がモチーフとな...
左卜全と心霊写真
よくよく調べてみると、全国的にそうであったらしい。 我が母校の小学校では、昼の給食の時間帯になると校内放送が開始され、音楽やちょっとした学校ニュースが毎日放送された。ちなみに放送を担当しているのは児童達であり、放送委員会に所属した高学年の...
透視開発プログラム
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2010年2月8日付「透視開発プログラム」より)。 小学5年か6年の頃の話です。誰かが教室に中岡俊哉著『恐怖の心霊写真集』を持参した時のこと。 その一冊の本の前に、ほぼクラス...