タキシード

美術

伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』とアバクロイズム

【昨今ではたいへん偽物が出回っているが、このアバクロのカタログは本物です】  伊丹十三氏の『ヨーロッパ退屈日記』(新潮文庫)との縁はまだ日が浅い。本来ならば、開高健氏の書物と同様、旅のお供に持参して、新幹線で京都へ向かう窓際にて読めば、いか...
映画

伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』と北京籠城

【ニコラス・レイ監督の映画『北京の五十五日』】  映画『お葬式』や『マルサの女』で知られる監督・伊丹十三氏は、俳優でありデザイナーであり、根っからのエッセイストである。かつて壽屋(現サントリー)のPR誌『洋酒天国』(昭和38年1月刊の第56...