三島由紀夫

写真・カメラ

イッピーの女

72年生まれの私にとって、“1970年”という年は未知なる憧憬度の濃い年である。 大阪万博のあった年――というのは幼い頃からだいぶ擦り込まれていて、高校時代の数学の先生からは、それとは裏腹に、“よど号ハイジャック事件”の話を何度も聞かされて...
ミュージアム

暗がりのあかり チェコ写真の現在展

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2010年8月6日付「暗がりのあかり チェコ写真の現在展」より)。 昨日、銀座の資生堂ギャラリーにて開催されていた写真展『暗がりのあかり チェコ写真の現在展』を観ました。8日日曜...
文学

philosophy notes

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2010年2月19日付「philosophy notes」より)。  岩波書店発行の『図書』2月号、熊野純彦氏のエッセイ「西田の影のもとで――詩人哲学者の系譜について」を興味深く...
文学

ドルジェル伯の舞踏会

※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2007年9月15日付「ドルジェル伯の舞踏会」より)。 2007年8月10日、三島由紀夫の短篇集『裸体と衣裳』(新潮文庫)の中の諸作品を読み終える。「ドルジェル伯の舞踏会」...
音楽

ニルヴァーナ『In Utero』

※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2007年8月15日付「ニルヴァーナ『In Utero』」より)。  ニルヴァーナ『In Utero』を鑑賞。――このアルバムの演奏を聴くまでの数日間、カート・コバーン(K...
文学

殉教―その映像と文体

※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2004年7月9日付「殉教―その映像と文体」より)。  三島由紀夫の作品に、『殉教』という短篇がある。昭和23年4月、「丹頂」に所収。三島は、この作品の自注に、〈詩人の殉教...