入学式回想録
五味彬
人新世のパンツ論⑮―編集後記・レナウンのワンサカ娘
昨年の11月より開始した「人新世のパンツ論」シリーズは、およそ10か月間、不定期連載を続け、先月14回目の「人新世のパンツ論⑭―最終回・愛しきフンドシは二度ベルを鳴らす」で無事に脱稿することができた。振り返れば、平易なパンツ論でありつつ、少...
五味彬の『YELLOWS Americans 1.0』
【五味彬『YELLOWS Americans 1.0』】 90年代に一世風靡したヌード写真集の伝説的至宝、写真家・五味彬氏の“YELLOWS”シリーズについて永らく追い続け、前回は中国人女性版『YELLOWS 3.0 China』を取り上...
五味彬の『YELLOWS 3.0 China』
【五味彬『YELLOWS 3.0 China』文庫版】 当ブログでは、写真家・五味彬氏の“YELLOWS”シリーズをゆるゆると解説したりしている。前回は3年前の7月の「Yellows MENのCD-ROMのこと〈一〉」まで遡らなければなら...
美と褪色の豊饒―トニ・メネグッツォの写真
【トニ・メネグッツォの写真集『セデュツィオーネ』】 その写真集の最後のページにある出版社データを見ると、発行元はトレヴィルで、発売元はリブロポートとなっている。初版は1991年2月14日で、第2刷発行は1993年6月20日。トレヴィル、リ...
Yellows MENのCD-ROMのこと〈二〉
【五味彬“Yellows MEN”のCD-ROM版】 〈一〉からの続き。 当時(1994年頃)のMacintoshのメディア系アプリであるQuickTime 2.0について、ほんの少し触れておく。ヴァージョン2.0では、データの読み込み...
Yellows MENのCD-ROMのこと〈一〉
【五味彬の写真集“Yellows MEN”のCD-ROM】 先月書いた「五味彬の『Yellows MEN Tokyo 1995』」の続き。90年代に日本で“ヘアヌード”写真集が解禁され、以後、出版業界から“ヘアヌード”写真集がわんさかと発...
五味彬の『Yellows MEN Tokyo 1995』
【当時は衝撃的だった“YELLOWS”の男性版】 写真家・五味彬氏の90年代の集大成であるヌード写真集=“YELLOWS”シリーズを何度か過去に取り上げてきた当ブログにおいて、その“YELLOWS”のなんたるかを断続的に振り返っていこうと...
舞踏そしてアラーキーの「顔」論
【荒木経惟著『いい顔してる人』(PHP研究所)】 先週の当ブログ「写真集『nude of J.』」の中で、写真家スペンサー・チュニック(Spencer Tunick)の「老若男女の大集団全裸」パフォーマンスについて僅かに言葉をかすめている...
写真集『nude of J.』
【1991年の写真集『nude of J.』】 個人的にここ数年、“舞踏”(BUTOH)というジャンルに寄りかかり、その身体表現の世界をメディアを通じてあれこれ知るようになると、希に興味深いものを見ることがある。「演者の女性たちが屋外で全...
YELLOWS RESTARTのこと
【五味彬氏の写真集『YELLOWS RESTART 1999』】 当ブログを自ら眺めているうち、またあの“YELLOWS”が気になりだした。写真家・五味彬氏の写真集“YELLOWS”シリーズについては、これまで1年ごとに書いていることにな...