俳句

文学

草枕―漾わす黒髪

草枕的な。仮初めの旅寝。非人情。  私の身近に、そういう世間観をもって生きる人が、何人か、いまいかいるか。いや、いるような気がする――。  およそ6年ぶりに『草枕』を読んだ。夏目漱石の、明治39年の作である。比較的短篇だから読みやすい。何か...
ミュージアム

柿とタラチネのこと

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年10月12日付「柿とタラチネのこと」より)。 【野口英世記念館の庭にて】  岩波PR誌『図書』9月号より、俳人・坪内稔典著[柿への旅]「青柿のころ」散読。  久米三汀の...