人新世のパンツ論⑨―日本男児の終焉とスーパーな昭和50年代
善人会議
kissでこの世が終わる時―キコ/qui-co. the rat 13-11
【キコ/qui-co.公演『the rat 13-11』】 工業高校の3年生だった1990年の9月26日。 それは学校の帰り――。友達に連れられて、雨の降る中、下北沢のスズナリの、どうにもならないほど狭いスペースにて、ぎゅうぎゅう詰めの...
『ぴあ』―演劇のための雑誌という定義
【雑誌『ぴあ』1987年5月15日号】 チケット販売事業の大手ぴあ株式会社がかつて発行していた隔週刊雑誌『ぴあ』は、私にとって忘れがたい懐かしい雑誌である。それをもっと誇張して言うなれば、80年代から90年代にかけて、我が青春時代を謳歌し...
演劇―ダンスのトポス
【『RING―千の輪の切株の物語』フライヤー】 おそらくこの1枚のフライヤーが残されていなかったら、私はこの舞台の存在を、とうに忘れてしまっていたであろう。 高校時代のクラスメイトで、劇団善人会議(現・扉座)を敬愛する青年がいた。何故彼...