岡倉天心

写真・カメラ

クウネルと花さかにいさんのこと

【雑誌“クウネル”に杉謙太郎さん登場】  馥郁たる天然の要請に耳を傾ける人。たとえ木訥であっても、草花の芳しき日々を感じ取りながら、精一杯に生きるということ――。そんな人柄を思わせる花人・杉謙太郎氏のことを知ったのは、雑誌『ku:nel』(...
飲み物

お茶とサブ・カルチャーのアーティクル〈終〉

【中国茶「金駿眉」の産毛に覆われた茶葉】  可憐な中国茶を愉しみながら、私淑するmas氏の“中国茶とサブカル”に関する、幻のテクストを味わうシリーズ(前回はこちら)。WWWのサーバー上に放置されたmas氏のウェブサイト[msbcsnb]()...
飲み物

お茶とサブ・カルチャーのアーティクル〈十〉

【中国茶「白毫銀針」は白茶の美と味わいの代表格】  シリーズとなっている「お茶とサブ・カルチャーのアーティクル」の第10回目。前回は、私淑するmas氏の幻のウェブサイト「中国茶のオルタナティブ」から「茶」の発音の誤読の歴史についてと、中国茶...
飲み物

お茶とサブ・カルチャーのアーティクル〈九〉

【中国茶「白芽奇蘭」の茶葉】  約半年ぶりになる当ブログの不定期シリーズ「お茶とサブ・カルチャーのアーティクル」。前回は今年の5月。mas氏が2001年に訪れた上高地への旅行記であった。今回はmas氏の「中国茶のオルタナティブ」から。それも...
飲み物

お茶とサブ・カルチャーのアーティクル〈五〉

【私淑するmas氏のウェブ「中国茶のオルタナティブ」】  「お茶とサブ・カルチャーのアーティクル」。このお題目のシリーズは、どうやら今後も続きそうな気配。不定期で綴っていきたい。  前回は、中国茶の「武夷肉桂」(ぶいにっけい)を嗜み、mas...
飲み物

お茶とサブ・カルチャーのアーティクル〈四〉

【中国茶の青茶に属する「武夷肉桂」】  前回からの続き。言わずもがな、お茶とサブ・カルチャーにまつわる話。  中国茶の「武夷肉桂」(ぶいにっけい)を取り寄せたので飲んでいる。このお茶は、福建省の武夷山が産地で、山肌の岩に生育することから岩茶...
飲み物

お茶とサブ・カルチャーのアーティクル〈三〉

いま私は中国茶の「武夷肉桂」(ぶいにっけい)を専門店から取り寄せて、そのふくよかなお茶のひとときを、束の間の休息を愉しもうとしている。岡倉天心と私淑するmas氏の話をすれば、おのずとそれはお茶の話になるという筋道が、昨年の前回の〈二〉まで。...
飲み物

お茶とサブ・カルチャーのアーティクル〈二〉

【エロティックな中国茶?「平水珠茶」】  前回は、ウェブ周りで私が私淑するmas氏の“消えたサイト”「中国茶のオルタナティブ」について書いた。「湯相」又は「湯候」といった湯の温度を音で感覚的にとらえる、などの話であった。  今回は岡倉天心の...
ミュージアム

黒田清輝―赤き衣を着たる女

【東博『黒田清輝―日本近代絵画の巨匠』】  先月の19日、上野・東京国立博物館にて『生誕150年 黒田清輝―日本近代絵画の巨匠』を観た。  良く晴れた午前。新緑に満ちた公園を抜けて東博の敷地に入り、ユリノキを見上げたその足で平成館に向かうと...
美術

バルテュス展―無垢なる目撃

日頃、《音楽を演奏する》という一括りのありきたりな言葉に囚われすぎると、その本質を見失うことがある。  そもそも《音楽》を《演奏する》とは何であろうか。  ある空間における時間軸に沿った出音の集合体――その密と疎の波動が三次元で人間の聴覚に...