日露戦争

写真・カメラ

伴田良輔『眼の楽園』―モーテルという享楽

【またもや登場。伴田良輔著『眼の楽園』】  人々の内に秘めた猥雑さを剥ぎ取ってしまったもの、それがパンデミックのコロナ禍(COVID-19)だ。コロナ禍が、あらゆる想念の《旅愁》すら消し去ってしまった。 それを取り戻すのに、およそどれだけの...
文学

唐木順三の「時代相と青年の夢」

【筑摩書房『唐木順三全集』第十二巻】  一つのつまらぬ行動から文学的体臭を嗅ぎ取るに至る偶然に出くわす。  あるスマホのアプリで、カメラで写した文書を画像に起こし、自動的にテクスト化してPDFにするという事務系のたいへん便利なものを試してみ...
ミュージアム

靖国の祈り

※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2000年付「靖国の祈り」より)。  5月、快晴。午前10時すぎに市ヶ谷駅に着いた。 駅を出て、靖国通りを直進すると、靖国神社の南門がある。  交差点を渡り、派出所を過ぎて...