我がツイッター時代のツイートより―「朝井リョウ」編
ミュージアム
古河駅130年と伊勢甚
【瓦壁の古河歴史博物館】 旧国鉄東北本線で唯一茨城県に停車した“古河駅”の歴史を紹介する企画展「古河駅130年とまちのすがた」が古河市歴史博物館にて催され、先日私はこの博物館を訪れた。この駅にまつわる個人的な小学校時代の思い出は、当ブログ...
駅の伝言板
【昭和40年頃の国鉄古河駅(写真集より)】 夏休み近し――という巷の風情に少しばかり煽られて、子供の頃に読んだ児童文学をいまおもむろに手にしたりする。そうして不思議とその頃の思い出の風景が蘇り、手元の本を閉じたまま夢想したりする。あっけな...
上野公園散歩の夢うつつ
【新緑の上野公園・さくら通り】 私は創作活動である作詞と作曲の構想を練るために、意識的に散歩をしたりする。歩くことで脳が活発になり五感が刺激され、それが作詞と作曲のためのエレメントとなることがある。私にとって東京・上野公園は、そのための最...
中村屋サロンと中村彝
中村屋サロンと中村彝についての本題に入る前に、新宿東口界隈についての個人的な思い出を記しておく。 中学生の頃――それは昭和60年前後――「トーキョー」と言ったら私の中で「シンジュク」であった。新宿がトレンドであった。というくらい、あの頃は...
東博特別展『インドの仏』
【特別展「インドの仏」】 桜の開花が見頃だった先週、東京国立博物館の特別展『コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流』を観覧。4年ぶりの表慶館観覧となった。 東博における「仏教美術」というと、カテゴリーとしては東洋館の印象...
桜―心ざわめく
【上野動物園前の桜の木】 この時期の上野公園では、恒例の“桜イベント”で盛り上がる。「東京・春・音楽祭」では多彩な音楽演奏会が催され、まさに心が桜色に染まる。先月末の土日では、私の好きなサン=サーンスの「動物の謝肉祭」を絡めた「動物たちの...
下落合のアトリエ
下落合のアトリエ
【新宿区立中村彝アトリエ記念館】 先週のこと、「新宿区立中村彝アトリエ記念館」を訪れるため、最寄りのJR目白駅を降りた。 青空が広がり、冬風はそれほどでもなく暖かかった。 目白通りを西へ、下落合三丁目バス停を目印に左折する、はずであっ...
公園と上野大仏
【上野大仏の顔面レリーフ】 漱石の小説を読んでいて、“精養軒”という言葉にぶつかる。『三四郎』では、そこが一つの場面となっている。 《與次郎が勧めるので、三四郎はとうとう精養軒の会へ出た》 (夏目漱石著『三四郎』(岩波書店)より引用) ...
みちのくの仏像
【東京国立博物館・本館「みちのくの仏像展」】 昨日、東京国立博物館にて特別展『みちのくの仏像』を観覧した。平成館ではなく、本館特別5室でのこぢんまりとした特別展である。 ところで本館では、別の特別展も催されていた。テーマは『3・11大津...