ミスター・グレイが持っていた『巡礼の年』
ラジオ
ミックステープってなんじゃらほい?
【ドキュメンタリー映画『ミックステープ』】 音楽の嗜好がメジャーJ-POP一辺倒、という人にはまったく訳が分からないであろう、ヒップホップ業界の“複雑怪奇”なミュージック・シーンとプロダクトにまつわる話。90年代のサブカルだとか、ブートレ...
続・FMラジオ音楽悦楽主義
【番組8回分をCD-Rにして送っていただいた】 連夜、1980年のラジオ番組「ゴールデン・ジャズ・フラッシュ」の録音を聴いている。DJはジャズ評論家・いソノてルヲ先生である。いま私の中で盛んにジャズが鳴り響いている。何故このような“至福”...
FMラジオ音楽悦楽主義
【専門学校時代のいソノてルヲ先生】 果敢に、とりとめのないラジオと音楽の話で文字を埋め尽くしてみたい。脈絡がないから、話がどこからどこへ飛ぶのかさえ分からないけれども――。 今年の4月、私が専門学校生だった頃に講師をしていたジャズ評論家...
『洋酒天国』と活動屋放談
【『洋酒天国』第56号】 三日三晩、ジョルジ・シフラが演奏するリストのピアノ曲「リゴレット・パラフレーズ」を聴いているのだけれど、記憶がない。導入部の演奏からいつも記憶が飛んでいる。スコッチのオールド・パー12年物のせいだ。これを飲んで音...
いソノてルヲ先生―わが青春の日々
【千代田の学生文芸誌『どん』第14号】 ジャズ評論家・いソノてルヲ先生のことについて書く。 私の母校の千代田工科芸術専門学校、その芸術課程で発行していた学生文芸誌『どん』については昨年書いたことがある(当ブログ「千代田学園の学生文芸誌」...
ビッグ・フォアとロイ・ジェームス
【THE BIG FOUR『JAZZ AT THE TORYS』】 壽屋のPR誌『洋酒天国』第18号の表紙(当ブログ「『洋酒天国』とパリの裏通り」参照)を飾った往年のタレント、ロイ・ジェームス氏の名司会ぶりが聴けるCDが、ビッグ・フォアの...
『洋酒天国』とショート・ショート
【『洋酒天国』第39号】 小雨のぱらつく夜更け、酒を呑みながら小冊子『洋酒天国』(洋酒天国社)を読み耽る。今宵は、昭和34年9月発行の第39号を手に取った。 昭和34年にヒットした歌謡曲と言えば、ペギー葉山さんの「南国土佐を後にして...
『洋酒天国』とテレヴィジョン
【『洋酒天国』第35号】 『洋酒天国』(洋酒天国社)第35号(昭和34年4月発行)は、テレヴィジョン特集号である。表紙は、その当時の白黒テレビに野球中継の画。背景の球場(後楽園球場?)の広告には、大きな字の“トリスウイスキー”。言うまでも...
時計と時刻の話
時計の話題に絡めて偶然見かけたのだが、Dream5の「音声目ざまし時計」なんていうのは、可愛らしくていい。メンバーの重本ことりさん、日比美思さん、大原優乃さん、高野洸さん、玉川桃奈さんらの声で起こしてくれるのである。さぞかし目覚めの良い朝を...
いソノてルヲ先生の思い出
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2011年8月23日付「いソノてルヲ先生の思い出」より)。 2011年7月、雑誌界の大御所であった『ぴあ』が休刊となった。その最終号には創刊号の復刻版という粋な計らいの付...