人新世のパンツ論⑤―あなたの彼にいかがですか?
いソノてルヲ
映画『幻魔大戦』―愛と新宿とポカリのパースペクティヴ
【映画『幻魔大戦』のDVD】 17歳の高校生の主人公・東丈(あずまじょう)が、新宿の街の場末でポカリスエットの缶を蹴る――。取るに足らないシーンのようでいて、どういうわけだか私は、それを見て〈これはただ事ではない映画だ〉と感じた。むろん、...
千代田の学校―吹き込んだ風の追憶
【上野の千代田工科芸術専門学校の跡地。かつてここに学生通用口があった】 梅雨が明けた先月末。その日は猛暑で暑苦しく、歩くのが億劫であったけれど、日差しの強い昼下がり、東京台東区下谷1丁目にかつて所在した、私の母校の千代田工科芸術専門学校の...
続・FMラジオ音楽悦楽主義
【番組8回分をCD-Rにして送っていただいた】 連夜、1980年のラジオ番組「ゴールデン・ジャズ・フラッシュ」の録音を聴いている。DJはジャズ評論家・いソノてルヲ先生である。いま私の中で盛んにジャズが鳴り響いている。何故このような“至福”...
FMラジオ音楽悦楽主義
【専門学校時代のいソノてルヲ先生】 果敢に、とりとめのないラジオと音楽の話で文字を埋め尽くしてみたい。脈絡がないから、話がどこからどこへ飛ぶのかさえ分からないけれども――。 今年の4月、私が専門学校生だった頃に講師をしていたジャズ評論家...
いソノてルヲ先生―わが青春の日々
【千代田の学生文芸誌『どん』第14号】 ジャズ評論家・いソノてルヲ先生のことについて書く。 私の母校の千代田工科芸術専門学校、その芸術課程で発行していた学生文芸誌『どん』については昨年書いたことがある(当ブログ「千代田学園の学生文芸誌」...
『ぴあ』―演劇のための雑誌という定義
【雑誌『ぴあ』1987年5月15日号】 チケット販売事業の大手ぴあ株式会社がかつて発行していた隔週刊雑誌『ぴあ』は、私にとって忘れがたい懐かしい雑誌である。それをもっと誇張して言うなれば、80年代から90年代にかけて、我が青春時代を謳歌し...
スティーブンからの連関
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年11月01日付「スティーブンからの連関」より)。 “遅読”もここに極まれり――。ジョイスの『若い藝術家の肖像』。第五章のところでふらふらと文章を行ったり来たり読み返し...
カレーライスという欲望
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年8月31日付「カレーライスという欲望」より)。 昨日は上野・国博の特別展「孫文と梅屋庄吉―100年前の中国と日本」と、夢の島公園にある「東京都立第五福竜丸展示館」を観...
聖者の行進
※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年8月28日付「聖者の行進」より)。 ここ最近、1986年頃に発売された音楽CDを集中的に聴いたりしています。アナログソースをデジタル情報に置き換えるコンバーターの技術...
いソノてルヲ先生の思い出【補遺】
※以下は、拙著旧ホームページのテクスト再録([ウェブ茶房Utaro]2011年8月26日付「いソノてルヲ先生の思い出【補遺】」より)。 月曜の講義は午前午後を通して比較的閑暇であったため、だいたいアメ横界隈をぶらりと散歩し、上野駅の「更科...