三島由紀夫「言ひがかり的抱負」を読んで
シュルレアリスム
人新世のパンツ論③―紫から白のブリーフ呪縛へ
零落の奥底から湧いてくる威厳といふものがあるやうに、真裸でゐるといふ事は、仕着を着て行くよりも、人間らしくあるといふのに、更に近いものである。 ラム著『エリア随筆』より引用 【困惑の時代から目覚めて「白のブリーフ」を着用し始めた2013年(...
細江英公の『シモン・ある私風景』〈2〉
【細江英公『シモン・ある私風景』より荒川放水路・四ツ木橋付近にて四谷シモン】 前回からの続き。細江英公の代表的な作品といえば、1961年の『おとこと女』、63年の三島由紀夫の身体による『薔薇刑』、69年の土方巽がモデルの『鎌鼬』、84年の...
細江英公の『シモン・ある私風景』〈1〉
【細江英公がとらえた四谷シモン。『シモン・ある私風景』より】 昭和の浅草の懐かしい風景写真に眼を奪われていると、そこに四谷シモンがいた――。写真家・細江英公の連作『シモン・ある私風景』(1971年)である。 私はこれまで何度も目にしてい...