人新世のパンツ論⑫―ゆとれぬパンツの危険な冒険
チャップリン
チャップリン映画の麗しき追憶―『モダン・タイムス』考
【チャップリン映画の傑作中の傑作『モダン・タイムス』】 39年前の1981年7月29日の夏――。映画評論家の水野晴郎氏が名口調で映画を解説するテレビ番組『水曜ロードショー』を、その日、まだ小学生だった私が、夏休みの最中で“観ていたかも知れ...
水曜ロードショー―少年は夜の映画に花開く
【“ダルマ”。父がよく飲んでいたサントリーのオールド】 イタリアのトランペッター、ニニ・ロッソの奏でる「水曜日の夜」(“Wednesday Night”)は、知る人ぞ知る、かつて日本テレビの水曜夜9時に放送していた『水曜ロードショー』の“...
パリと若者の夢―ベルトルッチの『ドリーマーズ』
【ベルトルッチ監督の映画『ドリーマーズ』】 一つの映画を語る時、溢れんばかりに「映像」と「言語」と「音」の記憶が明滅し、際限がなく収まりがつかない、ということがしばしばある。思考から思索へ、思索はさらに別の思索へと裾野を広げ、その「映像」...
『洋酒天国』とアメリカ現代文学
【『洋酒天国』第19号】 当ブログ2011年7月付「開高健と『洋酒天国』」で『洋酒天国』を紹介して以来、4年が経過しているもののまだまだこの本の何たるか、その真髄を紹介し切れていないような気がして、やきもきとしている。 当初はまとめて2...