トリス

写真・カメラ

『洋酒天国』―ジャズと日劇〈1〉

【まったく入手するのに困難を極めた『洋酒天国』第58号】 この頃はスコッチのブレンデッドの「CLAYMORE」(クレイモア)をちびちび飲んでいたりするのだが、これがなかなか濃くて美味い。雑然とした日常の煩悩を一気に忘れさせてくれるような親身...
写真・カメラ

『洋酒天国』―美しい食と酒の世界

【壽屋のPR誌『洋酒天国』第54号】 いつだったか知り合いからいただいた、オードブルならぬ「つきだし」のお裾分け――ちくわの穴っぽこに柴漬けの茄子を詰めた――はたいへん美味かった。当然、酒の肴にしたかったのだけれど、あいにく酒を飲む場ではな...
写真・カメラ

細江英公と『洋酒天国』―第46号再び

【壽屋のPR誌『洋酒天国』第46号。イラストは柳原良平】 当ブログで『洋酒天国』を初めて紹介したのは、9年前の2011年7月。月日の経つのは早い。それ以来、不定期で各号を紹介し続けているが、未だ完結をみない。『洋酒天国』は昭和30年代に第1...
飲み物

幻の『洋酒天国』創刊号ついに登場

【これが幻の『洋酒天国』第1号】 振り返れば当ブログでは、2011年の7月、「開高健と『洋酒天国』」と題し、初めて“ヨーテン”すなわち『洋酒天国』の“冊子を並べた写真”を掲載してそれを紹介している。それ以後より一冊一冊、順不同で“ヨーテン”...
文学

開高健の『開口閉口』と専売公社の話

【開高健著の珠玉のエッセイ集『開口閉口』】 “大人の体を成す”の内面を醸成したかったら、二十歳を過ぎて開高健を読め――と私は呟く。開高健は案外、男性の読者よりも、女性の愛読者の方が多いのではないか。できうるならお薦めしたいのは、『開口閉口』...
美術

『洋酒天国』の裸婦とおとぼけ回想記

【『洋酒天国』第3号。表紙はおなじみ柳原良平】 壽屋(現サントリーホールディングス)PR誌『洋酒天国』(洋酒天国社)第3号は、昭和31年6月発行。編集発行人はご存じもご存じ、作家の開高健。かの人は、謎めいた笑みを浮かべながら、あの世からでも...
写真・カメラ

『洋酒天国』のオー・ヘンリーと宿酔とクリスマス

【お馴染み『洋酒天国』の第9号。表紙は柳原良平】 昭和31年12月発行の壽屋PR誌『洋酒天国』(洋酒天国社)第9号は、“クリスマス特集”号である。年の瀬でもない今の時期に、早々とクリスマスの話題に講じるのは少々気が引けるのだけれど、まあ今回...
写真・カメラ

竹村延和のラロップとループ・フェチの関係

【コンピレーション・アルバム『Lollop Sampler』】 過ぎ去りし“90年代”における個人的なフェティシズムの小景として、スピリチュアル・ヴァイブスのユニット名で知られる竹村延和氏の音楽について、前回「90年代のフェティシズム―スピ...
音楽

90年代のフェティシズム―スピリチュアル・ヴァイブスとトリス

【竹村延和のソロ・アルバム『Child's View』】 今宵は、酒と音楽と恋の話で妄想したい――。こんなテーマが、野暮で冗長でありふれた戯言すぎることを私はよく知っている。それでも尚、このテーマから背くことができないような気がする。好きな...
飲み物

『洋酒天国』のロックは飲まぬワインとマルゴの話

【『洋酒天国』第8号の表紙はお馴染み柳原良平】 1952年(昭和27年)4月28日にサンフランシスコ講和条約が公布。4年後の1956年(昭和31年)の経済白書には、「もはや戦後ではない」という文言が明記され、その年の流行語となった。そういう...