トリス

書籍

伊勢佐木町と『はま太郎』のこと

【星羊社の雑誌『はま太郎』第10号】 前回のブログ「演劇『金閣寺』追想」で書いた、横浜・伊勢佐木町のイセビルの地下にあるクリエイティブスペースTHE CAVE。その地下の小スペースで、ぼんやりと見ることのできたエジプト風の壁画。昭和初期に建...
音楽

FMラジオ音楽悦楽主義

【専門学校時代のいソノてルヲ先生】 果敢に、とりとめのないラジオと音楽の話で文字を埋め尽くしてみたい。脈絡がないから、話がどこからどこへ飛ぶのかさえ分からないけれども――。 今年の4月、私が専門学校生だった頃に講師をしていたジャズ評論家・い...
文学

『洋酒天国』とバッカス礼讃〈2〉

【『洋酒天国』第50号】 前回に引き続き、『洋酒天国』第50号を紹介。 「東京ジェンヌ」のピンアップの裏は、「洋天ジョークス」。これもヨーテンの名物コーナーになっていて、柳原良平氏のアダルトなイラストと共に、そのエロティックなジョークで笑い...
飲み物

『洋酒天国』とバッカス礼讃〈1〉

【『洋酒天国』第50号】 洋酒の壽屋(サントリー)のPR誌『洋酒天国』(洋酒天国社)を今月も紹介。昭和31年4月発行の創刊号から昭和39年2月の第61号まで、すべて紹介したいと私は意気揚々、今や当ブログではそのほとんどを網羅したかと自負する...
写真・カメラ

『洋酒天国』とアメリカの古い家

【『洋酒天国』第20号】 酒の善き友、壽屋(現サントリー)のPR誌“ヨーテン”。《女房は死んだ、おれは自由だ! これでしこたま飲めるというもの。 今までは一文無しで帰ってくると 奴の喚きが骨身にこたえた》というボードレールの「悪の華―人殺し...
映画

『洋酒天国』と活動屋放談

【『洋酒天国』第56号】 三日三晩、ジョルジ・シフラが演奏するリストのピアノ曲「リゴレット・パラフレーズ」を聴いているのだけれど、記憶がない。導入部の演奏からいつも記憶が飛んでいる。スコッチのオールド・パー12年物のせいだ。これを飲んで音楽...
写真・カメラ

『洋酒天国』と歓楽の果てに

【『洋酒天国』第53号】 私事で恐縮だが、「二日酔い」という経験が乏しい。翌日まで「二日酔い」になるほど、酒を飲まない。悪酔いはあまりしない。だから「二日酔い」の経験について何か書こうと思ったのだけれど、どうも自分の身の話になってくれない。...
飲み物

『洋酒天国』とブラッディ・マリー

【『洋酒天国』第16号】《良馬は決してつまづかず 良妻は決して不平をいわず 良酒は決して宿酔しない》  そんな不遜(?)なアイルランドの俚諺で始まる『洋酒天国』(洋酒天国社)第16号は、昭和32年8月発行。表紙は泉和助さん。いきなり揚げ足取...
演劇

ミュージカル『成れの果て』を観て

【『成れの果て』フライヤー】 去る3月21日、慶應義塾SFC(湘南藤沢キャンパス)のミュージカルサークルEM12代卒業公演『成れの果て』を観た。劇場は東京北区にある小劇場「シアター・バビロンの流れのほとりにて」。 脚本・演出:高野菜々子(劇...
演劇

サシャ・ヴァルツの舞踏的世界へ

【サシャ・ヴァルツの『Körper』】 私の《演劇》への嗜好の意識は、若い頃の熱意からは考えられぬほど乖離していき、今となっては《演劇》でありながら《演劇》でないもの――に傾注模索しつつある。 《舞踏》である。私は意識の中で《演劇》を粉々に...