朝井リョウの『生殖記』はナニを語っていたか
ビートルズ
かつてジャニーズはメディアの寵児だった〈1〉
【Kis-My-Ft2の「想花」】 のどかな風景の写真を添えて、演劇人である私の知り合いは、そのSNSでごく最近、SMAPが好きになり、SMAPのアルバムを買い、こんなことを述べていた。――英国にはビートルズがいて、日本にはSMAPがいた...
映画『微熱少年』のこと
【REBECCAのシングル「Monotone Boy」】 その昔、演劇部を中途退いて、お互いに疎遠になっていた友人Hが、中学3年になったばかりの春、1枚の7インチバイナル(シングルレコード)を貸してくれた時のことを、私はかすかに憶えている...
UNICORNのペケペケ伝説
【UNICORNのアルバム『PANIC ATTACK』。左がEBIさんで、右が奥田民生さん】 今回は短めに。 昨年の初夏、約2年間ほっぽらかしていた自主製作の映画『アヒルの狂想曲』の編集を突然再開し、その間、ツイッターをやめるべくアカウ...
伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』からトーキョー・ビートルズのこと
【伊丹十三氏も頭を抱えた(?)東京ビートルズ】 1887年創業のウイリアム・グラント&サンズ社(William Grant & Sons)が売り出しているスコッチ・ウイスキー「MONKEY SHOULDER」がたまらなく美味くて、ここしば...
ネッシーと蘇格蘭とクレイモアの酒〈1〉
【私のお気に入りのスコッチ・ウイスキー「クレイモア」】 湿った原野の如く懐かしい匂いを放つ、濃密な二つのアイテム――ある音楽と酒――に、私はいま翻弄され、愛しさの歓喜に満たされている。ロスで活動しているビートメイカー、ライオンミルクのアル...
ホイットニーの「ブロークン・ハーツ」
【8インチシングルのバイナルのホイットニー・ヒューストン「ブロークン・ハーツ」】 コロナ禍で迷走を続けている最中――。そんなこととはまったく無縁だった80年代の、自身の“ありふれた日常”の想い出に、心がときめく。 かつてホイットニー・ヒ...
ジューク・ボックスとバカラック
【70年代のアイドル・グループ“ジューク・ボックス”のLP】 1960年代後半から70年代にかけて、ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)のアイドル・グループ“ジューク・ボックス”が存在していたことを、私は知らなかった。 彼らはジャニ...
再び『愛蘭土紀行』
幼少の頃よく聴いていたクラシック・レコードのジャケットやら解説のたぐいの写真などで、ロンドンを行進する軍楽隊の、その赤色と黒色の調和の取れた服装であるとか、別の写真におけるパリかどこかの街の、とある市民がフランスパンをハトロンの紙袋に包んで...
Two Virgins
【Yoko Ono/John Lennon『Unfinished Music No.1:Two Virgins』】 昨年の10月、フランスの舞台演出家であるパトリス・シェロー氏が亡くなって、何故かジョン・レノンを思い出したりした。厳密には...
かまちの青春とBEATLES
【山田かまち『17歳のポケット』(集英社)】 昨年の11月、マッカートニーの「OUT THERE JAPAN TOUR」東京ドーム公演で、一際印象的だったのが、「Eight Days A Week」の演奏。このBEATLES全盛(1964...