入学式回想録
ピエルパオロパゾリーニ
素晴らしき電子リコピー
イタリアのピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)監督の映画を特集したフィルムアート社の映画雑誌『季刊フィルム』(No.5/1970.3.1)の広告に、リコー社の電子リコピー「BS-320」が掲載されていて、毎度...
二つの序章―パゾリーニとリコーの印刷機
【パゾリーニ監督とその映画に思いを馳せていると必ず現れる「小さな巨人」】 私は長年、イタリアのピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)監督の映画に対して、インポテンツであったという事実はない。 しかるに、このパ...
アラビアの道―東博・表慶館にて
【上野の東博・表慶館】 春の兆しを体感した2月末の穏やかな日、東京・台東区の東京国立博物館(通称・東博)におもむく。目的は、『アラビアの道―サウジアラビア王国の至宝』の観覧。東博の表慶館という趣のある場所で、人類の歴史と文明を遡り、アラビ...
漱石パスティーシュ
【問題作?とも言える映画『ユメ十夜』】 先日、大相撲の初場所で大関・稀勢の里が、自身における“悲願”の初優勝を成し遂げた。そうして連日、「日本人横綱が19年ぶりに誕生」という“歓喜”の話題を多くのメディアが取り上げた。私も長年、稀勢の里を...