ヘアヌード

写真・カメラ

伴田良輔『眼の楽園』―モーテルという享楽

【またもや登場。伴田良輔著『眼の楽園』】  人々の内に秘めた猥雑さを剥ぎ取ってしまったもの、それがパンデミックのコロナ禍(COVID-19)だ。コロナ禍が、あらゆる想念の《旅愁》すら消し去ってしまった。 それを取り戻すのに、およそどれだけの...
写真・カメラ

五味彬の『YELLOWS Americans 1.0』

【五味彬『YELLOWS Americans 1.0』】  90年代に一世風靡したヌード写真集の伝説的至宝、写真家・五味彬氏の“YELLOWS”シリーズについて永らく追い続け、前回は中国人女性版『YELLOWS 3.0 China』を取り上...
写真・カメラ

五味彬の『YELLOWS 3.0 China』

【五味彬『YELLOWS 3.0 China』文庫版】  当ブログでは、写真家・五味彬氏の“YELLOWS”シリーズをゆるゆると解説したりしている。前回は3年前の7月の「Yellows MENのCD-ROMのこと〈一〉」まで遡らなければなら...
コンピューター

Yellows MENのCD-ROMのこと〈二〉

【五味彬“Yellows MEN”のCD-ROM版】  〈一〉からの続き。  当時(1994年頃)のMacintoshのメディア系アプリであるQuickTime 2.0について、ほんの少し触れておく。ヴァージョン2.0では、データの読み込み...
写真・カメラ

Yellows MENのCD-ROMのこと〈一〉

【五味彬の写真集“Yellows MEN”のCD-ROM】  先月書いた「五味彬の『Yellows MEN Tokyo 1995』」の続き。90年代に日本で“ヘアヌード”写真集が解禁され、以後、出版業界から“ヘアヌード”写真集がわんさかと発...
文学

伴田良輔の「震える盆栽」再考

【1986年刊の『NEW NUDE 3』】  作家でありセクシュアル・アートの評論家でもある、伴田良輔氏の様々な文筆作品に目を通す機会が多かった私は、その最初に出合ったショート・ショート作品「震える盆栽」の妖しげで奇怪なる感動が今でも忘れら...
写真・カメラ

五味彬の『Yellows MEN Tokyo 1995』

【当時は衝撃的だった“YELLOWS”の男性版】  写真家・五味彬氏の90年代の集大成であるヌード写真集=“YELLOWS”シリーズを何度か過去に取り上げてきた当ブログにおいて、その“YELLOWS”のなんたるかを断続的に振り返っていこうと...
写真・カメラ

樋口可南子と篠山紀信

【篠山紀信撮影、樋口可南子の写真集『water fruit』】  お櫃でかき混ぜたご飯を召し上がるその瞬間に、ふわりと漂うヒノキの香りが鼻孔の奥を通り過ぎて、不思議なくらいに《野趣》に富む贅沢な気持ちを味わった。女優・樋口可南子の写真集『w...
美術

豊かな快楽とアートの深淵―マドンナの『SEX』

【これが正真正銘、マドンナの『SEX』】  前回に引き続き、1992年に出版されたマドンナ(Madonna)のフォトブック『SEX』についての回想及び論考。このフォトブックの外観については、先の伴田良輔氏のエッセイ「スクラッチ感覚」の中のキ...
写真・カメラ

眠る人―ニュートンの『Pola Woman』

【ヘルムート・ニュートンのポラ写真集『Pola Woman』】  ニュートンと言っても、アイザック・ニュートンのことではない。ベルリン出身の写真家ヘルムート・ニュートン(Helmut Newton)のことである。彼は1950年代後半以降、フ...